駅弁刑事・神保徳之助11

2017年1月30日

解説放送あり

あらすじ

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日暮里警察署の刑事・神保徳之助(小林稔侍)は駅弁が大好き。駅弁フェアに行っては、フリーライターの工藤美奈子(遠藤久美子)と全国の駅弁を奪い合っている。徳之助は、定年になったら夫婦2人で日本全国駅弁めぐりの旅をすると亡き妻と約束していたが、それが果たせなかった妻への思いも込められていた。

ある日、日暮里警察署管内で殺人事件が起こる。殺されたのは弁護士の初瀬智久(正名僕蔵)。検察が何度もやり込められている敏腕弁護士である反面、民事刑事問わず勝つためには手段を選ばない弁護士としても名を馳せていた人物だ。3カ月前に危険運転の末に親子を撥ねて死亡させたとされる若者の弁護をし、無罪を勝ち取って世間を騒がせていた。妻子を殺された五十嵐和也(池内万作)の逆恨みによる犯行とも考えられ、捜査一課の北村祐介(小林健)は一課長の澤本紀彦(西村雅彦)から慎重に捜査を進めるよう命を受ける。

一方、徳之助は初瀬の殺害現場である神社に駅弁の材料が落ちていたことに気が付き、これを手がかりに捜査を開始。弁当は初瀬の出身地、群馬県みどり市の上神梅駅で売られている駅弁であることを突き止める。

また、神社では殺害時刻と同じ頃に賽銭泥棒が現れており、他の神社でも少年グループによる同様の手口の賽銭泥棒が行われていたことが判明。彼らが殺人事件に関係、もしくは目撃しているかもしれないとして、少年たちの行方を追うことに。そのうちの一人、草野翔太(林一敬)の顔に見覚えがあった徳之助は翔太を尾行する。すると、小さな工場に辿りつく。そこには社長の水島茂則(松村雄基)と翔太の母親・草野早苗(古村比呂)を見つめる翔太の姿が……。