警視庁機動捜査隊216・6 絶てない鎖

2016年9月12日

解説放送あり

みどころ

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舞子(沢口靖子)の相棒・金子(赤井英和)が暴行に遭い意識不明に!
金子不在で密行任務を遂行する沢村班に、次々と事件の知らせが!
機動捜査隊のノンストップの24時間!

人気女優・沢口靖子主演の好評シリーズ『警視庁機動捜査隊216』の新作が昨年暮れの放送以来、約1年ぶりに登場! 覆面パトカーで受け持ち地区を巡行し、傷害、強盗、殺人事件など様々な事件が発生した場合、直ちに事件現場に急行し初動捜査を専門に行う機動捜査隊。24時間勤務なうえ、事件現場にいち早く駆けつけるため、犯人との遭遇率も高く、常に危険と緊張を強いられる過酷な任務だ。
そんな任務を冷静かつ淡々とこなすクールな主人公・沢村舞子(沢口靖子)とその仲間たちが、今回も24時間の密行(パトロール)勤務の中で遭遇する様々な事件と人間模様を描き出していく。
数ある“警察モノ”のドラマの中でもあまり馴染みのない「機動捜査隊」、通称「機捜」の刑事たちに焦点を当てたこのシリーズは、初動 3 捜査を終えると担当部署に事件の本格的な捜査権限を引き渡す立場の機動捜査員たちが、その後どのように事件と係わり、解決に導いていくのかというプロセスが見どころのひとつだ。
今回の第6弾ではいつも舞子とタッグを組んでいる通称“ネコさん”こと金子巡査部長(赤井英和)が出勤途中に遭遇した事件で被疑者から暴行を受け、意識不明に! 金子を襲い逃走した犯人の行方を気にしながらも、いつもどおり自分たちに課せられた密行の任務に就かなければならない舞子たち。はたして舞子たちはネコさんを襲った犯人を見つけ出すことができるのか? そしてネコさんの容体は・・・?
前作で負傷した富田巡査部長(松尾諭)の代わりに沢村班へ助っ人としてやってきた池内万作演じる松岡巡査部長が、今回はネコさんの代わりに再び助っ人加入!!
舞子は富田巡査部長と、そしていつも富田と組んでいた佐藤巡査長(斉藤祥太)は松岡と組んで密行の任務に就く。今回彼らが24時間の密行任務の中で遭遇する事件とは!?

コメント

主演・沢口靖子さん

Q.今回でシリーズ゙も6作目となり、今作の副題には「絶てない鎖」とありますが、台本を読まれてタイトルに込められた想いや面白い部分など、どんなところにあると思われますか?
A.24時間の密行(パトロール)の中で起こる、いくつかの事件(殺人、自殺未遂、暴行、当り屋犯罪など)の人間関係が、まさに鎖のように絡み合っていくところが面白いと思いました。

Q.今回のゲスト出演者の皆さま(丘みつ子さん、野々すみ花さん)と一緒に撮影をされての印象やご感想は如何でしたか?
A.丘みつ子さんは、変わらず気さくなお人柄を感じました。約10年ぶりにご一緒させていただきうれしかったです。野々すみ花さんは、初めてご一緒させていただきました。一見か弱そうな女性が、登場する度に内面が変化していく様を魅力的に演じていらっしゃいました。

Q.舞子が所轄で密行するパートナーはいつも赤井英和さん演じる金子洋平(通称・ネコさん)でしたが、今回は松尾諭さん演じる富田巡査部長と組むことになりました。富田巡査部長とのコンビはいかがでしたか?
A.富田と舞子のコンビはとても新鮮に感じました。富田巡査部長を演じられる松尾諭さんの芝居から舞子のトラウマを理解し、さりげなくサポートしてくださる温かさを感じました。

Q.このシリーズは24時間(1日)の中で巻き起こる様々な事件と人間模様が描かれていますが、初動捜査を専門に行う機動捜査隊という職業について思われることや、このシリーズの魅力とはどんなところにあると思われますか?
A.凶器を持った犯人と遭遇するかもしれない、常に緊張感を強いられる職業であると共に、一番に現場に駆けつけ、被害者の背中をさすって癒してあげられることに魅力を感じています。最後まで犯人を追えない、捜査会議などでは邪魔もの扱いされる立場の機動捜査隊が、活躍するところに作品の魅力を感じています。

Q.沢村舞子は任務を淡々とこなすクールなヒロインとして描かれていますが、そんな舞子に共感できる部分、また、自分にはない部分などはありますでしょうか? また、6作品を通して舞子の心情や言動に変化なども感じられる部分はありますか?
A.捜査方針に素直に従わず、自分の意見を真っ直ぐぶつける舞子の強さは私にはないかもしれません。
それだけ舞子は信念をしっかり持っている人だと思います。未熟さゆえ、発砲を躊躇し、市民に犠牲者を出してしまったトラウマから逃げ出さずに、職場を離れなかった舞子です。次に同じ場面に遭遇したときは、迷わず撃てる自分になるよう心身共に鍛えてきたと思います。だからこそ例えば、仲間の刑事がいとも簡単に銃を抜く姿を見て、「私が抜くときは撃つ時よ」と諭した場面や、生きる辛さから逃げ出そうとする人間に対して強く叱りつける場面などは、試練を乗り越えてきたからこそ言える言葉だと思います。