釣り刑事7

2016年8月1日

解説放送あり

あらすじ

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奥多摩でペンションを営む鈴木五右衛門(中村梅雀)は近所の別荘のオーナー・糸魚川直人(橋本じゅん)、実千子(宝積有香)の夫婦と渓流釣りを楽しんだ。糸魚川は辛口のコメントで知られるニュースキャスターで、実千子も人気のタレントである。

ある朝、糸魚川のマネージャー・桑野茜(柊子)が別荘で死体となった糸魚川を発見する。刃物で刺され、舌を切り取られるという残忍な手口だ。刑事の八重樫久吉(村田雄浩)と城下香津美(石川梨華)が捜査にあたるが、毒舌で鳴らす糸魚川を恨む人物は多く捜査は難航する。

その頃、代議士の瀬戸清春(藤重政孝)の元に殺人を予告する脅迫状が届いていた。瀬戸はテレビ番組で糸魚川にやり込められたことがあり、恨みを抱いていた。また、五右衛門のペンションで庭のメンテナンスをする造園業者の塩田佳正(原田龍二)も瀬戸を快く思っていない人物の一人だ。かつて保険会社の社員だった塩田は、五年前に強盗に襲われて負傷したのだが、この時、糸魚川の過激なコメントによって傷つき、職を失っていた。八重樫と城下は塩田に事情を聞く。

その直後、塩田が犯人であるかのような記事が週刊誌に載った。記事を書いたのは瀬戸と昵懇の記者・ 守嶋亮(野間口徹)だ。悪意に満ちた内容に五右衛門は怒り、塩田の身を案じていた。

五右衛門の不安が的中するように、糸魚川を殺したことを詫びるメッセージを残した塩田が、渓流でうつぶせとなった姿で発見される。糸魚川殺害を悔いて自殺を図ったと思われ、事件は解決したかに見えた。 しかし、五右衛門には疑問が残るのだった…。