女取調官4

2016年7月25日

解説放送あり

あらすじ

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ある日、佐賀県警に“東京のムナカタミサコ"と名乗る女性から「佐賀中央医大病院の先生が不祥事を起こしたというような訴えはなかったでしょうか?」と不審な電話が入る。その電話から数日後、佐賀県唐津駅付近で電話をかけてきた女性と同姓同名の宗方美紗子(霧島れいか)の遺体が 見つかる。現場に駆けつけた佐賀県警捜査一課の取調官・水木庄子(賀来千香子)は美紗子の死顔が穏やかな微笑を浮かべていることに驚く。

司法解剖の結果、死因は心タンポナーデ(心筋が傷つくと、心臓を覆っている心膜内に大量の血液が溜まり、溜まった血液に心臓が圧迫され死に至る)と判明。心臓を先のとがった細い金属で正確な位置をひと突きされていたことから、容疑者は医学の知識をもつ人物であるとの見方が強まる。佐賀県警は、美紗子が殺害される前に電話で話していた「佐賀中央医大病院」の医師が事件に関係しているとみて、捜査を開始する。

殺害された美紗子は佐賀市出身で、5年前に伊万里市で起こった男子高校生殺害事件の被害者・瀬川覚の叔母だということが判明。さらに捜査が進み、地元テレビのコメンテーターも務める、佐賀中央医科 大学病院の心臓外科医・高野真一郎(中村俊介)が容疑者として浮上する。しかも高野は美紗子と幼馴染みで、美紗子が生前最後に接触した人物だった。美紗子に呼び出された高野は、事件当日は20年ぶりに再会したと説明。しかし、高野は事件のひと月ほど前に美紗子と東京で会っており、嘘をついていた。捜査本部は高野が今回の事件について何かを隠していると判断。庄子が 事情聴取を担当することに。

庄子の取調べに応じる高野は怯む様子もなく、むしろ自分が置かれている状況を楽しんでいるようにさえ見える。捜査本部は高野の犯行だという決定的な証拠をなかなか得られずにいたが、庄子は取調べで落とせると確信し、県警は高野の逮捕に踏み切る——。
果たして、庄子は高野の犯行を立証させることができるのか!?