駅弁刑事・神保徳之助10

2016年5月2日

あらすじ

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日暮里警察署の刑事・神保徳之助(小林稔侍)は駅弁が大好き。駅弁フェアに行っては、フリーライターの工藤美奈子(遠藤久美子)と全国の駅弁を奪い合っている。徳之助は、定年になったら夫婦2人で日本全国駅弁めぐりの旅をすると亡き妻と約束していたが、それが果たせなかった妻への想いも、彼の駅弁趣味には込められていた。
ある日、徳之助は友人の望月義昭(泉谷しげる)から手紙を受け取る。望月は15年前に理由も言わずに刑事を辞めて以来故郷の滋賀・近江八幡で暮らしており、徳之助に遊びに来るよう促す手紙だった。望月が自分になにか話したいことがあるようだと感じ取った徳之助は、休暇を取って近江八幡を訪れた。望月と再会を果たした徳之助は、望月が館長をしている伝統工芸館で簾職人の胡桃沢靖枝(上原多香子)と出会い、彼女が15年前に望月が関わった事件の関係者だと気づく・・・。
一方、世間では都議会議員の小笠原真弓(黛英里佳)の政務活動費不正流用疑惑が話題になっていた。記者会見ではジャーナリストの平田まどか(大路恵美)が鋭く切り込み、不正を世間に明らかにしようとしていた。その夜、日暮里所管内でまどかが何者かに刺され、意識不明の重体に。まどかは不正流用疑惑糾弾の急先鋒だったこともあり、世間の疑いの目は真弓に向く。しかし、事件の捜査を始めた警視庁捜査一課の北村祐介(小林健)は課長の澤本(西村雅彦)に呼ばれ、慎重に捜査を進めるよう命を受ける。
殺人未遂事件発生を受けて近江八幡から東京に戻ろうとしていた徳之助だったが、まどかが近江八幡に取材に行っていたようだという情報を美奈子から受けた北村は、徳之助をそのまま近江八幡に滞在させることを決める。