月曜ゴールデン 毎週月曜よる9時から

遺品整理人 谷崎藍子III 2012.11.5OA

コメント

谷崎藍子役・高畑淳子さん

今回の見どころは、犯人役の大杉さんとお兄さんとのすれ違った心。(お兄さんの生前)見逃していたことや、届かなかった言葉、気づかなかった思いがドラマを作り上げていきます。このドラマはゲストの方のための本というか、とても丁寧に心をなぞっていくドラマ。今回は犯人役の大杉さんのドラマだと思います。(大杉さんの)笑っていない目を眼鏡のレンズ越しに見たときに、この作品が成功すると確信しました。大杉さん、目つきが山の天気みたいにコロコロ変わるんです。(この役は)大杉さんしか出来ないと思いました。大杉さんは芝居を決めないんです。セリフは覚えて、その場で起こったことをやる、役柄の人物として居ようとしているのがいいですね。私にとっても、こんなに真摯に向き合える現場はなかなかありません。人間の心の奥に切り込む、この暗さが好きです(笑)。
今回は大阪府の能勢町でロケをしたんですが、棚田百選にも選ばれた「能勢の棚田」がとてもきれいで。
300年前のわら葺の家などもあって。そんな風景も今回の見どころのひとつだと思います。

片山忠雄役・大杉 漣さん

ひとことで言うと、犯人冥利につきる役です。
それぞれの人生の背後に潜む思いが、ただ歩いていたり、たたずんでいるだけのシーンでも、気持ちの流れが見えてくるというか、丁寧にすべての人物の人格が描かれている本だと思いました。僕の演じる片山忠雄はとても魅力的な役で、この役をどうやって演じようか、すごく考えましたね。なぜ、実の兄を殺めてしまったのか、弟の屈折した心の動きを丁寧に演じたいと思いました。兄役がガッツ石松さんなんですが、ガッツさん、やっているうちに本当に「お兄さん」に見えてくるから不思議ですね。
僕は眼鏡好きで、作品の度にだいたい1本は作ります。今回、2本作ってみたら、両方とも違うな、と。そんな時にスタッフから眼鏡をかけた映画俳優のケビン・コスナーの写真が送られてきて、「これだ」と思いました。さんざん探したあげく、同じようなものが見つからず、手作りのものをオーダーしました。人のよさそうな人が突然、冷たく見える、この眼鏡が気に入っています。


ページの先頭へ