日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2022年12月17日 よる9時から放送

第1658回

オーストラリア
極限の開拓地

ミステリーハンター

北村 優衣(きたむら ゆい)

1999年9月10日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、ラジオ、バラエティ番組などでも幅広く活躍。趣味は、ゲーム、廃墟鑑賞。特技は、書道、ギター、ダンス、バレーボール、バスケットボール。
ミステリーハンターは、今回で4回目。

夏を迎え、観光シーズンを迎えたオーストラリア。今回ミステリーハンターの北村優衣さんが向かったのは、その南部。そこには、私たちが知らない魅力に溢れた場所があるというのです。北村さんは、一体どんな発見をしたのでしょうか?

観光大国オーストラリアで
魅力に満ちた知られざる場所
フロンティアを探れ!

オーストラリアには、さまざまな人気観光スポットがありますが、その多くは東海岸にあります。今回は南オーストラリアで魅力的な場所を探ってきました。オーストラリアならではの雄大な大自然と共に、好奇心や冒険心がそそられる場所をご紹介いたします!

取材では、2箇所でダイビングをしたのですが、どちらもインパクトのある貴重な体験となりました。グレートオーストラリア湾でのダイビングでは、ある海の生きものを至近距離で見るダイビングをするため、5時間揺れる船に乗って遭遇スポットまで行きました。30分以上は潜っていたでしょうか。見れば見るほどその生きものに魅了されていきました。ダイビングも凄く楽しかったですが、その生きものの研究に貢献なさったロドニーさんのお話にも感動しました。ロドニーさんはある事故をきっかけに、その生きものを詳しく知りたいと思い今世界中で使われているものを開発しました。つらい体験を昇華させるのは難しいことだと思いますが、それを実現したロドニーさんは本当に素晴らしいと思いました。

もうひとつダイビングをしたのが、マウントガンビアという町。そう町なんです!そしてこの町自体も凄かったです。世界一穴が密集するエリアと言われていて、シンクホールと呼ばれる巨大な縦穴が町にいくつもあるのです。酔っぱらった人が落ちちゃうんじゃないかと心配になるくらいでした(笑)。その穴を埋めてしまうのではなく、町の人たちの憩いの場や観光スポットにしてしまうのが素敵ですね。なかには泉になっているシンクホールもあって、そこでダイビングに挑戦しました。浮力のない淡水ダイビングは想像以上に難しかったですが、神秘的で美しい光景を見ることができました!

シンクホールはこのエリアに800以上も!

そして内陸部のクーバーペディも印象的でした。まずその町へ車で向かう時に延々と続く荒野を走っていくのですが、途中360度地平線という景色を初めて見て感激しました!人工物はもちろん、遠くに山も見えないし、木もない草もほとんど生えていない一面の大地…まさに初めて見る光景でした。そんな荒野にある町、クーバーペディは世界的に有名なある宝石の産地でした。宝石ですから良い原石が見つかれば高額で売ることができて夢がありますが、暑いときは50度、寒いときはマイナス10度という極限の地。でもクーバーペディの方たちは、そんな過酷な環境の中で、知恵と工夫で快適さを生みだして生活をなさっていました。お家も取材させて頂いたのですが、1年を通してエアコンが必要な時はほとんどないそうです!実は私暑いのも寒いのも苦手で(笑)、羨ましかったです。

一見普通の本屋さんに見えますが…

クーバーペディでは、宝石の採掘にもチャレンジしましたが、お宝を見つけるのは簡単じゃないことを実感しました。経験と技術が不可欠ですね。私はツルハシの使い方すらうまくいかず、すぐに血豆ができちゃいました(笑)。この町には宝石を掘るために世界各国から人が集まっていますが、みなさんこのお仕事が好きでこの町を愛していらっしゃるのが素敵だと思いました。

ご自宅を案内してくださったジョージさん
「とってもオシャレなお家でした!」(北村さん)

採掘にも挑戦!お宝発見なるか?!

今回は、オーストラリアの知られざる魅力、フロンティアを探るというテーマで取材をしてきました。フロンティア、開拓地というと自然を破壊するようなイメージを持つ方もいるかもしれません。でも今回取材した所は、自然を愛する人たちが、知恵を使って自然と寄り添って暮らしている場所でした。今の時代にマッチした魅力的なフロンティアです!

こぼれ話

北村優衣さんのケージダイブ体験談をお楽しみください。

海の王者は
美しくカッコイイ!

サメの観察ケージを開発した
サメ博物館の館長ロドニーさん

ホホジロザメをケージの中から観察するケージダイブでは、体験は世界を広げてくれるということを改めて実感しました。私はスリルや冒険が好きな方なのですが、やはりホホジロザメには怖いイメージがありました。ロドニーさんもおっしゃっていたように、映画のイメージが大きかったと思います。人間を襲う生きものというイメージですね。

でも私がケージの中から見たサメは、感動するくらいカッコイイ海の王者でした。悠然と泳ぐ姿に魅了されてしまいました。周囲を泳いでいる魚たちとはオーラが違うんです!しかも人を襲うなんていう雰囲気もなく、ケージの中でじっとしているだけの人間なんて関心がないという感じでした(笑)。ほんの30分くらいの体験で私のサメの印象が激変しました。サメだけに限らず、何でもイメージからの想像だけで終わってしまったら本当にもったいない!と思います。ちなみにこのダイブは最大45分くらい潜れるのですが、私は少しだけ早めに上がったんです。というのも海水温が結構低くて、寒さでギブアップ(笑)。でもせっかくここまで来たのだからと寒くても我慢して45分頑張る方が多いそうですよ。船の中には温かいドリンクなどがありますから、事前に身体の中からしっかり温めておくことをおススメいたします!

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