日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2020年6月6日 よる9時から放送

第1556回

ナイル縦断1000km!
時代をコロガシた古代エジプトの謎

出演者

草野仁、黒柳徹子、野々村真、出水麻衣(TBSアナウンサー)、東貴博、本上まなみ

古代エジプトは生きもの王国!?
ミステリーハンター・篠原かをりが
古代エジプトの知られざる生きものミステリーに迫る!

ミステリーハンター

篠原 かをり(しのはら かをり)

1995年2月20日生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学卒業、同大学院に在学中。趣味はクイズ、金魚すくい、昆虫採集。特技は生物、執筆。著書は「フムフム、がってん!いきものビックリ仰天クイズ」(文藝春秋) など。4月24日には新刊「ネズミのおしえ ネズミを学ぶと人間がわかる!」(徳間書店)を刊行。
公式ホームページは「篠原かをり」。
ミステリーハンターは今回で4回目。

次回「世界ふしぎ発見!」ではミステリーハンターの篠原かをりさんがエジプトへ。古代エジプトと生きものミステリーに迫ります!エジプトは初めてと言う篠原さんはどんな発見をしたのでしょうか?

大河ナイルを縦断!1000キロの旅

初めてエジプトを訪れるにあたって、楽しみにしていたことのひとつが砂漠へ行けることでした。今回はエジプトの北から南の約1000キロを縦断する取材でしたので、砂漠地帯といっても場所によって環境がずいぶん違うことを知りました。有名な遺跡がたくさんあるルクソールや王家の谷などは、とても乾燥していました。土壌も乾ききっていて、ぱさぱさというレベルじゃないという感じでした。ナイルの恵みがあったにせよ、そんな場所に高度な文明が長期に渡り繁栄し続けていたことが驚きでした。

一方、アスワンでは田畑もあり、気候もずいぶん穏やかに感じました。この地方では、古代エジプト文明で崇められていたワニを大切にする文化が残っています。ペットとして飼っている方もいて、取材をしたのですが、まだ2〜3歳の小さな女の子も怖がることなくワニを撫でていました。またワニのはく製を飾る伝統もあって、その飾り方が素敵でしたね。魔除けや厄除けで生きものや植物を入り口に吊るすのはよくあることですが、アスワンではいかに斬新にワニを飾るかを競っているよう。見ていて楽しかったです。

カラフルで可愛いお家ですが…
ワニが玄関のアーチに!!

生きもの王国古代エジプト

古代エジプトの遺跡を見てとても興味深かったのは、今に続く人の暮らしぶりが壁画などから読み取れることです。近年サッカラで発見されたおよそ4400年前の神官のお墓が印象的でした。墓の主の足元に描かれているものは、ペットだということですが、犬が描かれていて、耳が垂れ尻尾も巻いて完全に人に慣れている状態だということが分かりました。犬だけでなく、人と生きものが共に暮らしてきた証をたくさん見ることができて面白かったです。

そして古代エジプトの人たちは、生きものを象徴として崇めるだけでなく、とても大切にしていたと感じました。生きもののミイラを見た時は衝撃を受けました。ミイラにするだけでも大変な手間がかかるのに、棺まで作って!人だけでなく生きものにも再生の願いを込めて丁寧に埋葬しているところに感動しました。

古代エジプトで崇められていた
昆虫スカラベ(フンコロガシ)

そして私にとってエジプトと言ってまず思い浮かぶのはスカラベ。美しいフォルムも生態も大好きな昆虫のひとつです。今回はスカラベをモチーフにしたものをたくさん見ることができて本当に感激でしたし、興奮しました。さまざまなスカラベを見て思ったのは、古代エジプトの人たちは生きものをとてもよく観察しているということ。どれも特徴をよく捉えていましたし、エジプトに生息するスカラベは数種類あってちゃんと違いがわかるような表現がされていました。そのスカラベ愛に共感です(笑)!

そして彫刻や壁画だけでなく
篠原さんをさらに感激させたのは…!?

古代エジプトは、すべてにおいてスケールが大きかったです。これまで2000年前も4000年前も同じ「すごく昔」という感覚でしたが、2000年前の人にとって4000年前は「すごく昔」だと気付いて(笑)。エジプトでは数千年もの間、人が造ってきたものをいくつも見ることができます。それも古代エジプトの魅力ではないかと感じました。私は生きものに関心と愛情が傾くきらいがあるのですが(笑)、今回古代エジプトを取材して、人間もまた素晴らしい生きものだと思いました。

「このサソリは毒が抜いてあるので
エビみたいなもんです」(篠原さん)

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