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2022年9月17日 よる9時から放送
第1648回
世界が注目!日本のおいしいパンの秘密
ミステリーハンター
マーティン
1995年4月6日生まれ、アメリカ出身。アメリカ人の父、日本人の母を持ち3歳から日本で育つ。モデル、タレントとしてさまざまなメディアで幅広く活躍。ミステリーハンターは今回が初めて。
次回「世界ふしぎ発見!」のテーマは日本のパン。パンは食生活に欠かせないだけでなく、そのバラエティに富んだ美味しさで私たちをワクワクさせ、ハッピーにしてくれます。そんな日本のパンの秘密を探るのは、ミステリーハンター初挑戦のマーティンさん。日本とフランスを巡りどんな発見をしたのでしょうか?
日本のパンの美味しさの秘密を探る旅へ!
みなさんは、パン屋さんでササッとパンを選べますか?僕は選べません(笑)。コンビニですら、今日はアレの気分だなと思ってお店に入っても、実際にズラリと並んだパンを見るとどれも美味しそうで買おうと思っていたパンにサッと手が出ない。散々迷った挙句、結局いつもよく買うものにするなんてことしょっちゅうです(笑)。日本では、見た目も美しい美味しそうなパンが迷うほど種類があるのは「普通」だと思ってしまいます。でも世界的にみるとそれほど普通じゃないのです。また僕たちが普段食べている日本のパンには日本独特の特徴があるのをご存知ですか?僕も知らなかったのですけど(笑)。日本のパンは、日本にパンが伝わって以来、日本独自の進化をしてきて、新たなものを生んできたということをお伝えします!
パン作りに歴史と伝統のあるフランス
そんな本場で日本のパンがブームに!
‘日本のパン’と言われてもピンとこない方もいると思いますが、パンの本場フランスのパリで取材をしてそれがよくわかりました。人気の日本のパン専門店を取材して、お店でパンを買われていた方たちにお話を伺ったのですが、みなさん日本のパンの特徴をご存知でそれが好きとおっしゃっていました。さらにそんな日本のパンがどのようにして生まれたのか歴史を探っていくと、実は最近のことではなく、何と日本にパン職人が誕生し始めた頃までさかのぼることがわかりました!
そしてフランスでは、バゲットについても取材しました。今は日本のパンなどいろいろなパンを食べる方が増えているとはいえ、やはりフランスの方のバゲット愛は深い!と実感しました。ただよく食べられているパンというだけじゃなく、みなさんそれぞれに好みやこだわりがありました。パリでバゲットを持って歩く人ってイメージがあるじゃないですか。あれ本当でした!袋に入れてないバゲットを素手で持っている人があまりに多いので驚いていたら、バゲットをそのままリュックに入れる人までいてもっとびっくり。さらにその方にお話を伺ったら、まさかのバゲット入れるための専用リュックだったんです(笑)!バゲットは単なる主食じゃない、伝統文化ですね。
日本のパンに意外な歴史あり!
日本のパンの美味しさの秘密が
何とあの‘山’に!?
今回は日本とフランスでさまざまなパン職人の方を取材させて頂きましたが、みなさんとても優しかったです。重労働かつ繊細、時間にも追われる仕事にもかかわらず、取材中にピリピリした雰囲気はなく、笑顔で丁寧にいろいろなお話を聞かせて頂きました。そしてみなさんの言葉には美味しいパンを届けたいという想いが溢れていました。
また日本各地のパン屋さんを取材していくと、日本のパンはまさに日本で生まれたものだ!と納得していきました。日本のパン職人の方たちは、本場の味を追求してきただけではなかったのです。伝統の食材、地元の食材、地域の習慣などを取り入れながら生まれてきた日本のパン…すごく面白かったです!パンは僕たちにとって身近なものですが、取材をすればするほど知らないことに出会いました。これがミステリーハンターなんですね(笑)。そう実感できた取材でした!
こぼれ話
マーティンさんが初めて訪れたフランスでのこぼれ話をお楽しみください。
美食の国フランスで感激した味は
やはりフランスのパンを象徴するあのパン!
今は、大好きなアヒージョと共によく頂くバゲットですが、子どもの頃はアゴが疲れるから苦手だったんです(笑)。そして今回フランスでさまざまなバゲットを頂き、このパンの魅力を味わい尽くすことができました。なかでも一番印象に残っているのは、工房で修行体験をした時に食べさせて頂いた焼き立てのバゲットです。さすがに窯から出してすぐは表面が100℃近くあるので、少しだけ冷まして頂いたのですが、感動しました!中がフワッと軽く、表面は固いのですがアゴが疲れる固さじゃないんです(笑)。美味しいお煎餅がパリンと割れてすぐ口の中で粉々になるような感じ。最高の状態のバゲット、最高でした!そしてもう一つ忘れられないのが、ホテルの朝食で食べたクロワッサンです。サクサクなのですが、口の中で溶けていくような繊細な生地で、見るからにバターたっぷりという感じなのに重くない…。感激の美味しさでした。老舗でもなく、人気店でもなくホテルの食堂で、‘本場パリ’を実感した思い出の味ですね。
オフショット