日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2022年6月4日 よる9時から放送

第1636回

初来日から50年!日本全13頭を訪ねて
パンダ in ジャパン

ミステリーハンター

中村 莟玉(なかむら かんぎょく)

1996年9月12日生まれ。歌舞伎俳優。2004年に中村梅玉に入門。梅丸の名で梅玉の部屋子としてデビュー。2019年に梅玉の養子となり、莟玉と改名。歌舞伎界を担う一人として期待されている。ミステリーハンターは今回が初めて。

次回「世界ふしぎ発見!」は、日本のパンダ大特集!今年は、日本に初めてパンダが来てちょうど50年のメモリアルイヤー。昨年誕生した上野動物園の双子のパンダの公開も始まり、日本人のパンダ愛は益々高まっています。そして今回のミステリーハンターは、パンダをこよなく愛する歌舞俳優の中村莟玉さん。日本のパンダ全13頭の魅力をレポートした莟玉さんの発見とは?

中村莟玉さんのミステリーハンター初挑戦は
溢れるパンダ愛を胸に
日本のパンダ全13頭を訪ねる旅へ!

待ちに待った双子のパンダの公開も始まり
益々パンダクッズで溢れる上野

僕はパンダの動画や画像を毎日チェックしているので、日本にいる全13頭のパンダのことはもちろん知っていましたが、実は上野動物園しか行ったことがありませんでした。なぜなら僕にとっての永遠のアイドルはシャンシャンだから!推し一筋なんです!(笑)ですが今回、取材のお話をいただいたときはとても嬉しかったです。僕の公演のスケジュールを最優先にして行程を組んで下さったので、かなり過密な日程での撮影でしたが、あたたかいスタッフの皆さんとともに、とても貴重な取材をさせていただくことができました。クエスチョンを出すのにはかなり苦戦しましたが、いかにもミステリーハンターらしい過酷なロケにも挑戦できて、バラエティ番組に出演する機会があまりない僕にとっては大満足の経験でした!

パンダのポストの裏にはちゃんと尻尾が!
「尻尾が白、さすが上野ですね!」(莟玉さん)

驚きと発見の連続!
パンダ飼育のウラ側

パンダ特急「くろしお」号に乗って
7頭のパンダがいる和歌山県白浜の
アドベンチャーワールドへ!

今回の旅では、会ってみたかったパンダたちに会えて嬉しかったのはもちろんですが、それ以上に印象的だったのは、毎日パンダたちと接している飼育スタッフの方や獣医さんのお話を聞くことができたことです。取材だからこそできた本当に貴重な体験でした。みなさん穏やかに、気さくにお話をしてくださって興味深いことをたくさん教えてくださいましたが、目尻を下げて「可愛いでしょう♡」なんて雰囲気は全くないんです。パンダファンからすれば、毎日パンダと接することができるなんて夢みた〜い♡ですが(笑)、飼育スタッフのみなさんはそんな呑気なことを言っていられない、溺愛したくてもできないお立場。みなさんのお話を伺って、希少で注目度も極めて高く、何かあればすぐニュースになってしまうパンダという動物の健康管理を任される重責がどれだけのものか、知ることができました。

「白浜はパンダを間近に見られる環境が
素晴らしかったです!」(莟玉さん)

アドベンチャーワールドで
パンダ飼育歴10年の品川友花(ゆか)さん

なかでも特に驚いたのは、「食」ですね。パンダの主食である笹は日本全国どこにでも自生していますが、笹にもいろいろな種類があり、パンダ1頭1頭の好みも違って、しかもその好みは変わっていく。昨日は食べたのに今日は食べないなんてこともあるそうです。パンダにも好き嫌いがあることは知っていましたが、ここまでご苦労なさっているとは…。もっとシステマティックに、パソコンに笹200キロ、ニンジン10キロとか入力すれば業者さんがドーンと配送してくれて補充OK、みたいなイメージをしていましたが大間違いでした。

震災後の復興のシンボルになった神戸のパンダ
老舗洋菓子店の人気商品

食にこだわる神戸の「お嬢様」タンタンに
22年間竹を届ける「竹取翁」のみなさん

神戸の王子動物園の飼育スタッフの梅元さんと吉田さんが、パンダの食について思わず漏らした本音が、オチみたいでつい僕も笑っちゃったんですけど、まさしくこれが現場のリアルな声だと感じました。お二人にはウケを狙おうなんてお気持ち、1ミリもなかったと思います(笑)!食に限らず、みなさんさまざまな試行錯誤をなさっていて、でもたった一つの正解というのはない。トライ&エラーの繰り返しですね。みなさんの日々のご尽力に敬服いたします。そして各園が連携している中国の保護センターの方たち含め、実に多くの方たちのお力によってパンダたちが大切に、大切に、育てられ守られていることを肌で感じることができました。それが僕にとって喜びに満ちた一番の発見でした。このような機会をいただけて、パンダファンとして光栄の至り、恐悦至極です!

王子動物園のパンダ飼育スタッフ
梅元良次さんと吉田憲一さん

こぼれ話

担当ディレクターが教えてくれた、上野おススメ情報をご紹介します!

上野公園内にある上野東照宮に
パンダファンがたくさん訪れる訳とは?

東照宮は家康公を祀る神社。上野には
家康公、吉宗公、慶喜公が祀られている

上野で青春時代を過ごし、愛するシャンシャン誕生後は上野動物園へ何度も何度も通ってきた莟玉さん。でもシャンシャンに夢中なあまりに、‘灯台下暗し’の場所があったのです。今回の取材で、莟玉さんが初めて訪れたのは上野動物園のすぐ近くに鎮座する上野東照宮。1627年創建の由緒ある神社には…「パンダお守り」があるんです!子どもを連れた家族に人気とのことですが、全身にパンダグッズを身につけた筋金入りのパンダファンの方たちもよく購入されるそうです。莟玉さんもパンダファンとして「これを逃すわけにはいかない!」と即座に入手。さっそく大事に持っていらっしゃいました。

●上野東照宮(うえのとうしょうぐう)
住所:東京都台東区上野公園9-88
開門時間:夏季( 3月〜9月) 9:00〜17:30
     冬季(10月〜2月) 9:00〜16:30
※参拝は無料、拝観は有料。天候により開門時間が前後したり、安全のために閉門することがあります。また、新型コロナウイルスによる開門状況等、最新情報は事前にご確認ください

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