日立 世界ふしぎ発見!

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2022年5月21日 よる9時から放送

第1635回

歩くパワースポットSHOCK EYEと行く
開運!絶景神社巡り!

ミステリーハンター

SHOCK EYE(ショック アイ)

神奈川県鎌倉市出身。レゲエアーティストグループ・湘南乃風に所属するミュージシャン。神社巡りをライフワークとし、年間100社以上の神社を訪ねている。その写真は待ち受けにすると運気が上がると評判で、歩くパワースポットといわれることも。
ミステリーハンターは今回で2回目。

今回はミステリーハンター・SHOCK EYEさんが
日本におよそ8万社もある神社の中から
選りすぐりの絶景神社を訪ねます!
一体どんな場所で、どんな発見が?

絶景神社巡りのスタートは富士山から

富士山は、人々がそこに神の姿を重ねて自然と拝むようになってから、信仰が無くなることなく、江戸時代には庶民の間で信仰登山のブームが起きたり、山に籠って修行を行う修験の場にされてきたり。ここでは絶景とともに、富士山信仰が色んな歴史の中にあることをご紹介できると思います。

華やかな桜も富士山信仰の神社と関係が?
境内の見どころにも注目!

また富士山は観光地でもあるけれど、なぜか僕らは富士山を見ると手を合わせたくなったり、有り難い気持ちになったりする。富士山に限らず、今回は日本人が持ち合わせている、自然に対する感覚は今も昔も変わらないんだなと、そんな側面も感じて頂けると思います。

ここは古くから富士信仰に欠かせないという池
さらに富士山を信仰する人々が登山前に
入った洞窟へ…、そこでは驚きの体験が!

自然物そのものを崇める三重県の神社へ
そこでSHOCK EYEさんが感じたこと

今僕たちは、自然の岩や岩肌を見る機会がそうありませんよね。三重県の伊勢では、高さ45mの巨石が聳える神社を訪ねました。人々がそこに神様を見て、また言い伝えではイザナミノミコトが祀られているという巨石です。ただこの神社では、由緒など具体的な事柄ではなく、言い伝えが残るその場所を、神社の総代や氏子の方たち、村や町みんなで代々守り繋いできたことが、本当にすごいなと思いました。言い伝えなどについて、もし今答え合わせをして、その根拠が見つからなければ「守る意味がなくない?」なんて考えられてしまったら…。

例えば僕らはなぜ日本人なのか考えると根拠はないし、他のアジアの人たちと変わるところはない気がします。それはそれで素晴らしいけれど、ではなぜ日本人なのかというと、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんとか、もっと昔から繋がる言い伝えや物語など様々な伝承があるということ。巨石を崇める神社の方々は、根拠ではなく、みんなの思いが積み重なってきたその場所の伝承者として、何百年も守り続けている。取材で感じたのは何よりもそのことでしたし、僕らも何かしら言い伝え、繋いでいかないといけないことはあるんじゃないかと、あらためて思いました。

伊勢ではさらに巨石を取材
そこにはただの絶景ではない、絶景の秘密が?

この神社はいつ行ってもすごいですね。取材に同行して頂いた聖地研究家(レイラインハンター)の内田一成さんも仰っていましたが、一枚の絵のような絶景によって、ある神話が分かるようになっているんです。伊勢という場所、2つの岩、さらに揃う全てがきちんと考えられ設計されているような…。そこに日本人の感性や、伝え方を感じました。絶景って、どうして絶景なのかというと、単純に美しいこともあるけれど、やっぱりそこにもうひとつ、みんなにとって特別な場所となるような物語があるのだと思います。

絶景が現れるのは夏至の日
その様子が物語ることとは

神社の中でも圧倒的に多い稲荷神社
実は知られていないことも色々!

稲荷神社では、その神様であるお稲荷さんが、どんな神様なのかをはじめ色々と紐解いていきます。また稲荷神社の総本宮とされる神社では、本殿背後の山を登って神々にお参りする「お山」を体験しました。登りながら、拝みながらいくので登拝のようですが、稲荷信仰はまた少し違う特色がありますね。山道を歩いていると、小さいお塚がいっぱいあって、それぞれのお塚に赤い鳥居が奉納されている独特な景色が広がっていました

こちらは本殿の近くにある鳥居

今回は絶景神社をキーワードにしていますが、そこで見えてくるのは色んな信仰の形というか、土地ごとに信仰の対象が山だったり、岩だったり木だったり。日本を見渡すとほかに川や滝など、本当に色々あると思います。今回は、自然を信仰してきた日本人が考える、絶景のひとつの形というのを発見できるかもしれません。

絶景を感じる感性というのは僕らの中にきっと眠っていて、自然を目の前にした時に何かを感じ取れるのかどうかで、結構、自分の豊さが変わってくるのではないかと思います。これから外へ出かけたくなる季節ですが、今はそれぞれスマホを持っていますし、何か気になったものを撮ったり記録に残したりして、色んなことを感じて頂けたらうれしいです。

さらに神社好きの間で話題の絶景神社へ!

こぼれ話

ミステリーハンター・SHOCK EYEさんが
今回取材に訪れた主な絶景神社

<河口浅間神社>
およそ1200年の歴史を持つ神社。「天空の鳥居」といわれる高台に建つ鳥居は、遠くから富士山に手を合わせて拝む遥拝の場とされる。
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1

<富士山本宮浅間大社>
全国に1300社程ある浅間大社の総本宮であり、富士山信仰の中心地。御祭神はコノハナノサクヤヒメ。
住所 静岡県富士宮市宮町1-1

<花の窟神社>
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部。高さ45mの巨岩をご神体とし、イザナミノミコトが祀られているとされる。境内の綱はイザナミノミコトが産んだ神を表している。
住所 三重県熊野市有馬町

<二見興玉神社>
間にしめ縄を渡すことで鳥居の役目を担う夫婦岩で知られる。御祭神はサルタヒコ。夏至の日には朝日が、富士山と夫婦岩の真ん中を通って昇り、聖域とされる伊勢神宮の方向を照らす。
住所 三重県伊勢市二見町江575

<伏見稲荷大社>
赤い鳥居とキツネで親しまれ、全国に3万社以上あるといわれる稲荷神社の総本宮。また本殿背後の稲荷山は「神留(かむづま)る場所」であり、古くから里の人の命や文化を支える山として人々から崇められてきた。稲荷山を登り神々にお参りすることを「お山する」という。
住所 京都府京都市伏見区深草薮之内町68

<高山稲荷神社>
もとは兵庫県にある赤穂城に祀られていた稲荷大神を、江戸時代に藩の取り潰しにあった際、藩士の一人が持ち出して津軽に逃れ、その後高山に祀ったことが稲荷信仰の始まりと言われる。延々と並ぶ高山稲荷神社の千本鳥居は、その奥に龍神宮が鎮座し、朱色の龍体とも例えられる。さらに時代の変化や世代交代によって、管理できなくなり納められた狐像が並ぶ。
住所 青森県つがる市牛潟町

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