日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2022年4月16日 よる9時から放送

第1630回

横浜中華街
世界に誇るチャイナタウンの謎

ミステリーハンター

井上 咲楽(いのうえ さくら)

1999年10月2日生まれ。栃木県出身。第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン特別賞を受賞しデビュー。バラエティー、ドラマ、ラジオなどマルチに活躍。ミステリーハンターは今回が初めて。

ミステリーハンター

ディドラ・ トュフォン(でぃどら とゅふぉん)

サンフランシスコ在住の語学教師。かつて英語教師として日本にも滞在していた。ミステリーハンターは今回が初めて。

次回「世界ふしぎ発見!」の舞台は、横浜中華街。神奈川県横浜市の大人気観光スポットですが、世界各国にあるチャイナタウンとは少し雰囲気が異なるといいます。国内外から訪れる人たちに愛される横浜中華街はどのようにして生まれたのでしょうか?その秘密に迫ったミステリーハンター初挑戦の井上咲楽さんにお話を伺いました。

国内外を問わず訪れる人を魅了する
横浜中華街の秘密に迫れ!

横浜中華街は、老若男女誰もが楽しめるし、誰もが行きたいと思う観光スポットですよね。アクセスも抜群ですし。実は私も中学時代にデートした思い出があるんです(笑)。華やかで異国感を満喫できるれけど、敷居は高くない。高級店もありますが、学生のお小遣いでも楽しめるお店もある、そんな所が魅力だと思っていました。

定番だけはなく常に新しいものを提供し
流行を生んできた横浜中華街

そして今回取材で、じっくりと中華街を巡って観光では気付かなかった魅力をたくさん発見することができました。まず驚いたのは、私は海外のチャイナタウンのことをよく知らなかったのですが、横浜中華街は特別だということです。私たちが横浜中華街へ行くとき、言葉が通じないんじゃないか、メニューが読めないんじゃないかなんて一切考えませんよね。私たちにとって中華街は日本の人気観光スポットで、中国の方たちのコミュニティーという意識はありません。だから入りにくいお店もない。取材をしていくなかで、それは中華街の方たちが日本の文化を尊重し、受け入れてくださっているからだと気付きました。

ハリウッドスターのブルース・リーが
生まれたサンフランシスコのチャイナタウン

現地をレポートしてくれたディドラさん
日本との意外な繋がりもご紹介します!

また中国の料理人の方たちの間では、横浜中華街にお店を出すことがひとつの目標で、それが実現できることは誇りであり、ステータスだと聞き日本人としてとても嬉しく思いました。中国各地のおいしい料理が食べられるのが当たり前のように思っていましたが、素晴らしい料理人の方たちが横浜中華街を目指している…理由があるのですね!

唯一無二のチャイナタウン
横浜中華街の秘密は歴史にあり!

そして今回の取材で私が一番印象的だったのは、横浜中華街の人たちの繋がりの強さです。それはとても温かなものでした。あれだけお店があるとみんなライバルなんじゃないかと思ってしまいますが、さまざまなお店を取材してそういう感じがなかったのです。みなさんのお話からは、みんな街を盛り上げていく仲間という想いが共通していて、高級店が成功者みたいな序列もないんです。どのようにしてこんな雰囲気が出来たのか、不思議だったのですが、それは中華街の歴史を探ると見えてきました。日本と世界を繋ぐ入り口の街から人気観光地になるまでの歴史はとても興味深かったですね。私が生まれた時にはすでに人気観光地でしたが、自然とそうなったのではなく、中華街の方たちが努力と苦労を重ねてそうなったのだと知り感動しました。

横浜中華街の歴史に詳しい伊藤泉美さん

訪れる人誰をも楽しませ日本で愛されている横浜中華街。今回の取材では、その魅力の秘密をたくさんご紹介できると思います。そして番組をご覧になった後、中華街を訪れた時に華やかな街並みや美味しいものを楽しみながら、街の方たちの温かな絆とそれを生んだ街の歴史に思いを馳せて頂けたらとても嬉しいです!

「街の方でもご存じなかったような
謎にも迫ってます!」(井上さん)

こぼれ話

井上咲楽さんが、横浜中華街の取材で最も印象的だった料理とは?こぼれ話、お楽しみください!

美味しさだけじゃない!
中国のスケールまで感じた一品

中国料理や中華街についてのお話を
たくさん聞かせてくださった余凱(ヨウ・ガイ)さん

今回の取材では、美味しいものをたくさん頂きましたが、印象的だった料理と言えば、余さんのお店で頂いた、中国東北料理の白菜のお鍋ですね。私は中国の東北がどこに位置するのか、どんな所かも全く想像もできなかったのですが、寒い地方だと伺って、実際にお料理を頂いてみると、素材や調理法に身体が温かくなる知恵がたくさん詰まっていると感じました。東北料理は、ピリ辛味が多いそうですが、白菜のお鍋は酸っぱいんです。漬けた白菜の酸味が食欲をそそる、これまで食べたことのない味わいの美味しいお鍋でした。

東北酸菜白肉鍋
(白菜の漬物と豚バラ肉のしゃぶしゃぶ)

そしてこのお鍋を食べた時に、冬になって白菜を収穫して、家族みんなで保存用にたくさん漬けている…そんな光景が思い浮かんできたのです。料理を食べて、その地域の様子がイメージできたなんて初めての体験で(笑)、印象的でしたね。また横浜中華街の取材は、さまざまな料理を頂くことで、中国って広い!ということを改めて実感した体験でもありました。白菜のお鍋は、まさにそう感じさせてくれた一品です。

●東北人家 新館
住所:神奈川県横浜市中区山下町151-3
営業時間
月〜金 11:00〜15:00、17:00〜25:00 (LO 24:00)
土・日・祝 11:00〜25:00 (LO 24:00)

※2022年4月現在
新型コロナウイルスによる営業状況等、最新情報は事前にご確認下さい

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