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2021年12月18日 よる9時から放送
第1619回
来年の運気アップも間違いなし!?
歩くパワースポットSHOCK EYEと行く最強神社巡り!
ミステリーハンター
SHOCK EYE
神奈川県鎌倉市出身。レゲエアーティストグループ・湘南乃風に所属するミュージシャン。神社巡りをライフワークとし、年間100社以上の神社を訪ねている。その写真は待ち受けにすると運気が上がると評判で、歩くパワースポットといわれることも。
ミステリーハンターは今回が初めて。
ミステリーハンター
マンフレーヴォラ・ ダヴィデ
日本語能力認定1級を取得。ガイドブックに載っていないイタリアの魅力をもっと日本の人たちに知ってもらいたいと、自ら取材した情報を日本語で動画配信している。ローマ在住。
ミステリーハンターは、今回が2回目。
人生の節目や合格祈願、初詣など様々な折にお世話になる神社。
今回は神社巡りがライフワークというSHOCK EYEさんと一緒に、神社の魅力に迫る旅へ!
一体どんなレポートに…?
神社巡りのコツも発見?
まずは関東最強パワースポット、東国三社へ!
神社との関わりというと、地元にあるとか、家族が昔から通っているなどがあって、その先に広がっていくのが神社巡りだと思います。そこで「まずどこから?」となった時に、今回ご紹介する東国三社など、神話にゆかりのある神社を併せて巡って行くと…、神社の背景という、もう少し広い視野が生まれてくるんです。こんな神話があるんだなとか、建物についても例えば戦国時代でも何時代でも、過去に壊れたり修繕されたり、その成り立ちが色々見えてきて、日本の歴史を知るきっかけにもなります。
僕自身、最初はやっぱり東京十社巡りや伊豆三社巡りなど、企画された巡り方がすごく巡りやすいなと感じました。また各神社の関係性が分かってくると、そこからまた別の地方の神社へと繋がっていくんです。そうするといい意味でずっときりがない。これは、巡る方としては一番嬉しいことですよね。
さらに、神道の源流が今も残る宮崎県・高千穂へ
今回、霧島連峰のひとつ高千穂峰を登ったことが一番大変で、達成感もありました。神々しい光の強さ、段々と木々がなくなり、非現実的な景色が広がるところです。途中の山間に霧島神宮元宮の小さな社があって、そこでは何か、神社のなりたちというか、社のない時代から人々がここを怖れ、神秘に触れた感覚を、現代の僕らでも感じられました。
神々に捧げる高千穂の「夜神楽」
そこで使われる神楽面の製作者と出会って
僕が音楽に取り組むのは、決められたものではなく、自分が探して見つけた生き方。一方、夜神楽のお面を作る、その工房を受け継ぐのは、過去から続いてきたお面作りの背景も伝統も技術も全て含まれる、とても大変なことじゃないですか。そこには尊敬しかありません。
変な言い方ですが、僕はミュージシャンであろうとサラリーマンであろうと、各々その役割を全うしているからこそ、今というのがあると思っています。その中で、今回出会ったお面作りの製作者であり、僕からすれば本当に若い子が、伝統を継承しようと金銭的なことも含めて、未来を模索しながら取り組んでいる。そうやって自分の役目を理解して、神社や神事を守る方々がいる。だから僕らが当たり前に神社にお参りできることを、僕らは知らないといけないし、神社巡りを通してそれを応援したい思いをより強くしました。
今回の番組の楽しみ方と
神社巡りのひとつの楽しみ方
高千穂峰の山頂にはある遺物があって、少し不思議な光景でした。でもそれについて「誰がどんな目的で作ったのか」という説明だけになると、遺物がただの記録や記念碑になる気がします。僕も神社巡りを始めた頃は由緒や歴史、年号を勉強しました。でもそうではなくて、少しロマンを残しておくというか、その神社に感じるその人なりの物語が作れたら、そこに愛着が湧くし、きっと良いのではないかと…。それは神社巡りですごく楽しい部分でもあるんです。
僕はミュージシャンで、一見何でもない物語を言葉やメロディでみんなが共感する形に表現するので、そんな見方をしてしまうのかもしれません。ただ僕たちが神社に何かを感じるというのは、七五三や家族みんなでのお参り、屋台のりんご飴が美味しかったことでも、やっぱり物語がありますよね。神社はそんな想いがたくさん集まる場所でもあるのかな。
今回の番組は、映像が本当にきれいなので、まずシンプルにそれを感じてもらえて「神社に行ってみたいな」と思ってくれる方が一人でも増えていくといいですね。神社が賑わっていけば、また未来に残していく神社の在り方とか、可能性が広がっていくと期待しています。
現地ミステリーハンターの
マンフレーヴォラ・ダヴィデさんが
ヨーロッパの絶景天空都市にある神社へ
この神社はイタリアの中にある独立国家、サンマリノ共和国にあります。実際に行ってみると、日本との共通点と相違点がとても印象に残りました。確かに正式な日本の神社ですが、神社を囲む景色や、玉串に使われる木の枝はこの国ならではのもの。しかし、これは不思議だと感じながらも、個人的に違和感が全くありません。昔から日本と友好な関係の間柄で、この神社は更に強い絆となる大事な役割を果たしていると思いました。
またサンマリノ神社に行ったことで、サンマリノ人の日本に対する気持ちを知ることができました。レポートに登場するお店のオーナーさんや、店内の様子からも日本についての気持ちが分かります。やはり、どんなに小さな国でも日本が好きな方が必ずいるねと改めて実感しました!
こぼれ話
取材の裏話&
番組で訪れた主なスポットをご紹介
雄大な高千穂峰レポートで実は…
高千穂峰に登った時に撮影隊のひとりが脱落する、ということがありました。本当に早々の出来事です。撮影隊のドライバーさんで、久しぶりに引っ張り出した登山靴だったようですが、上った直後…、靴底が取れました(笑)。そこからは、そのフォローをすべくほかのスタッフさんが荷物を分け合いながら、撮影しながらの道のり。
特にもう一人のドライバーさんがものすごく頑張って、段々その姿は修行僧か、悟りを開いたかのように!?自然と相対する大変な場所でしたが、もし一人だったら登れたのかな?と考えるくらい、いい意味でとてもチームワークを感じました!
「鹿島神宮」「香取神宮」「息栖神社」の東国三社
「鹿島神宮」は“国譲り神話”で活躍するタケミカヅチノオオカミが祀られている。国譲り神話とは、天の国を治める神様が地上の国(日本列島)を治める神様のもとへ、タケミカヅチノオオカミらを派遣して支配権を譲り受けるお話。その際に同行したのが、番組でご紹介した東国三社巡りの中の「香取神宮」(御祭神はフツヌシノオオカミ)と「息栖神社」(御祭神はクナドノカミ)とされる。またタケミカヅチノオオカミは日本最強の武神ともいわれ、歴代武将からも信仰されてきた。
住所
「鹿島神宮」茨城県鹿嶋市宮中2306-1
「香取神宮」千葉県香取市香取1697-1
「息栖神社」茨城県神栖市息栖2882
<高千穂あまてらす鉄道>
太陽神アマテラスオオミカミの名をとった鉄道。旧国鉄の高千穂線を再利用・運営している。
運行時刻 9:40〜15:40(受付時間9:25〜15:25※事前予約なし)、 1日10便(※臨時便を除く)、第3木曜休み(長期連休などは運行)、入場料は1人100円(環境整備費)
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1
<高千穂峰>
鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島連峰のひとつ。山頂には神々が日本列島を作り出す際に使ったとされる”天の逆鉾”が残されている。
<天岩戸神社>
太陽神アマテラスオオミカミが、弟のスサノオノミコトの暴れように怒って隠れた洞窟・天岩戸をご神体として祀る。近くには天岩戸に隠れたアマテラスオオミカミを外へ出そうと、八百万の神々が相談し合った場所もある。
住所 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1
オフショット