青い海と真っ白な砂浜
楽園と称されるクック諸島
そして世界が注目する
自然保護活動もレポート

今回の取材でクック諸島へ向かうため、私は1年半ぶりにニュージーランドから出国しました。ですからそれだけでも胸が熱くなってしまったのですが、クック諸島に降り立ってからの体験は、さらに驚きと感動でいっぱいでした！あんなに透明度が高い海は初めてで、乗っている船の下はもちろん、50メートルくらい先の海の底まではっきり見えるのです。砂浜の白と海の青…本当に美しかったです。そして白と青、水のつくり出す絶景というのは、クック諸島とニュージーランドの取材双方の見所のひとつです！

私は体験したことのないことにチャレンジするのが大好きなのですが、それは食に関しても同じで、初めて見る食べ物や食べ方は必ず頂いてみます。近しい人はみんな知っていますが、かなりの食いしん坊ですね（笑）。そしてクック諸島は食も、印象的でした。和食の定番、お刺身や焼き魚に意外なものをかけるんです。意外なんですけど、美味しい！大好物のお魚の食べ方に新しいバリエーションができました。

そして、クック諸島で自然保護活動をしているジェシカ・クランプさんの調査に同行させて頂きました。ジェシカさんは、サメの保護活動をしています。なぜサメの保護なのかということは、番組でご覧になって頂きたいと思いますが、私がお伝えしたいのは、サメはとても美しい生き物だということ！それは現地で取材をして感じました。サメというと鋭い歯を剥きだしにして獲物に食らいつく恐ろしい生き物というイメージを持たれている方が多いと思います。私もそうでした。ですから調査の船に乗って、目の前に巨大なサメがきた時は、その迫力に圧倒されて固まってしまったくらいです（笑）。でもしばらくサメを見ていると、それが感動に変わっていったのです。ゆっくりと体を揺らし真っ青な海の中を悠々と泳ぐ姿は、まさにエレガント！思わずうるうるしてしまうほどの美しさでした。

真冬のニュージーランドで
氷河がつくり出す絶景へ！

ニュージーランドのフランツ・ジョセフ氷河でのトレッキングは、私にとって新たな素晴らしい世界を知ることができた体験でした！完全に氷河に魅了されました（笑）。3時間くらい氷河をトレッキングするコースだったのですが、なかでも一番印象的だったのが、クレバスですね。何とクレバスの中に入れるんです！まるで氷河の美しさを満喫できる自然の美術館のようでした。上部は白く、下にいくほど水色、青に変化していくグラデーション、風雪などによってできた模様、そして氷の中の気泡、すべてに感動！！実はこれまで父から何度となくクレバスの恐ろしさについて聞かされていて、ずっとクレバス＝危険という認識でした。もちろん雪山の登山では細心の注意が必要なポイントではありますが、視点を変えれば美しいと知った大発見でした！

そして、私がニュージーランドに来てからずっと行きたかった場所、ミルフォード・サウンドへも行きました。まるで大河のような深い入り江の両側には、氷河によって削られた岩壁。雨が多く年中霧がたちこめているので岩壁の頂上が見えない時もあるのですが、聳えるような圧倒的な高さなんです。その岩壁から無数に流れる滝がとっても幻想的！さらに入り江の海中にもふしぎな世界を見ることができるんです。すべてが独特の雰囲気で、別世界に来たような気分を味わえました。取材を終えた今は、ニュージーランド随一のおススメの場所になりました！

人生変わっちゃうかも！？
氷河との出会い

子どもの頃から、登山の魅力や大自然の素晴らしさ尊さを父から教えてもらいました。そして今回は、「世界ふしぎ発見！」の取材で、氷河の魅力を教えて頂きました！美しい青の世界、時々聞こえる崩落の轟音…、すべてが初めてで、とてもエキサイティングな体験でした。もう完全に氷河にハマりました（笑）！取材後すぐに父にその時の感動を伝えたんです。今度氷河トレッキングに行こう！と。もっと自由に海外旅行ができるようになったら、父と一緒に氷河の世界を冒険したいです。その日が来るのが待ち遠しいです！