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2021年7月24日 よる9時から
第1602回
スイス・日本 雪解け水絶景
ミステリーハンター
サブリナ ・ 陽子
スイス出身、チューリッヒ在住。姉は、ミステリーハンターも務めた元タレントの春香クリスティーンさん。ミステリーハンターは今回が初めて。
ミステリーハンター
中山 卓也
1988年12月13日生まれ、福井県出身。俳優として映画、ドラマ、舞台で活躍。趣味は登山、トレイルラン、野球観戦。世界遺産検定1級を持ち、空き時間を見つけては世界遺産巡りへ。ミステリーハンターは今回で14回目。
次回「世界ふしぎ発見!」の舞台は、雄大な大自然の美しさを思う存分満喫できるアルプス!まるで絵葉書のように美しいと多くの日本人が憧れるスイスのアルプスを紹介するのはミステリーハンター初挑戦のサブリナ・陽子さん。ベストシーズンの初夏を迎えたスイス・アルプスをレポートします。そして中山卓也さんはこの時期にしか見られない絶景を求め、日本アルプス立山連峰へ。お二人にお話を伺いました。
姉・春香クリスティーンさんの助言を胸に
ミステリーハンターに挑んだ
サブリナ・陽子さん
姉のクリスティーンは日本でタレントをしていましたが、私はテレビのお仕事に向いていないと思っていたので、今回このような機会を頂きちょっと驚きでした。撮影前は少し不安もありましたが、スタッフのみなさんにいろいろとサポートして頂き、レポートを楽しむことができました。取材前に、姉から「あなたは猫背気味だからカメラの前では気を付けて」と言われ、撮影が終わるまでずっと意識していました。大丈夫だったかな(笑)?
私はスイスのチューリッヒに住んでいますが、電車に乗って1時間ほどでアルプスの大自然を楽しむことができます。ですが今回の取材では、私も初めて行く所、初めて体験することもあって、とても面白かったです。アルプスで牛を見たことは何度もありますが、触れた経験はありませんでした。今回のロケで牛にエサをあげた時、ペロッと舐められた舌がザラザラしていたのが印象的でした。可愛かったですよ。
今アルプスはベストシーズンです。登山の経験があまりない人でもトレッキングを楽しめる時期ですし、山にはきれいな花がたくさん咲いていて私も感動しました。本来なら日本からもたくさんの方が訪れる時期ですね。今は海外旅行が自由にできず残念ですが、今回ご紹介する映像でみなさんにアルプスの自然を楽しんで頂けたらとても嬉しいです。私も今回の取材で、家族や友人とまた来てみたいという所がたくさんできましたし、スイスの魅力を改めて発見できました!
この時期最も美しい絶景を見るため
日本アルプス立山連峰に
挑んだ中山卓也さん
今回僕たちが目指したのは、立山連峰の中で最も険しい山として知られている剣岳のベストビューポイントです。立山連峰随一の絶景ポイントと言われています。さらに今の時期だけひときわ美しい光景が見られるというので、とても楽しみにしていました。ですが、その絶景を見るには雪山を登らなくてはなりません。雪山を登るときは、いつもより一歩一歩を踏みしめるように歩きます。これがふくらはぎにくるんですよ。雪のない時よりずっと体力を消耗しますね。ですから専門家の方からのアドバイスを受け、登頂するメンバーは全員事前にPCR検査を受け、マスクなしで登山に挑みました。
知り合いのカメラマンさんから聞いた話なのですが、夏に雪の映像が欲しいときは必ず立山に行くそうです。立山連峰は、どんな猛暑でもすべての雪が融けることはない、日本一の豪雪地帯なのですね。この時期雪が降ることはありませんが、体温調節は冬より大変かもしれません。雪が残っているくらいなので最初は寒いのですが、太陽が雪に反射して日差しの強さがアップするので少し歩くと汗が出てくる。で、ジャケットを脱ぐとすぐに寒くなる(笑)。登山ガイドの佐伯さんにアドバイスや励ましを頂きながら一歩一歩、頑張りました。そして目的地で見た絶景は…感激しました!素晴らしい光景を、是非番組でお楽しみください!
こぼれ話
中山卓也さんの立山連峰登山こぼれ話を素敵な写真と共にお楽しみください!
素晴らしい写真の訳とは?
いつもこのHPや番組告知に使う番宣写真は、だいたいディレクターさんやADさんがデジカメやスマホで撮ってくださいます。でも今回は、ドローンの撮影をしてくださったカメラマンさんが登山中の写真を撮ってくださいました。いつもとちょっと違う感じだと思いませんか?山やスポーツの写真を専門に撮られているそうで、僕も撮った写真を見せて頂いた時に凄い!と思いました。時には、「あちらの方向を見てみようか」などのご指示もあり(笑)、もしかしたら山岳雑誌の表紙を飾れそうなくらい素敵な写真の数々となりました!
感激!朝日が山々を染める
モルゲンロート
これまで他の山でもモルゲンロート(朝焼け)は見てきましたが、今回は特別でしたね。実は立山に到着した日は天気があまりよくなく、予報も芳しくなかったので再チャレンジもありかなと覚悟していました。ですが登頂日そして翌朝とも本当に見事な晴天に恵まれ、素晴らしいモルゲンロートを見ることができました。天候の心配もありましたし、想像以上に雪山に苦戦したり、途中で滑落してしまったりと、不安や苦労があった分、感激もひとしおでした。
麓から初めて剣岳を見た時、その雄々しい姿から「強くあれ」と言われているように感じたんです。でもやわらかな朝日をまとった剣岳の姿はとても温かく、「強く、温かくあれ」と言われているように感じました。山は人を哲学者にすると言いますが、僕も立山連峰でモルゲンロートを見た時は、普段使わないような言葉がどんどん出てきて、カメラの前で随分語っていたのですが、番組ではカットされていましたね(笑)。でもそれほど興奮するくらい本当に素晴らしい光景でした!
オフショット