バックナンバー
2021年4月17日 よる9時から放送
第1591回
わく!わく!銭湯・名湯
湯けむりミステリー
ミステリーハンター
山口 智充
1969年3月14日生まれ、大阪府出身。タレント、ドラマ、ライヴ、アフレコ、ナレーション等多岐にわたり活躍中。全曲作詞作曲を手がけたアルバムを4枚リリース。ミステリーハンターは今回が初めて。
ミステリーハンター
鉢嶺 杏奈
1989年7月19日生まれ。趣味は散歩、特技はダンス。女優としてテレビ、ラジオ、舞台、CMなどで幅広く活躍中。ミステリーハンターは今回で25回目(スペシャルの回は含まず)。
日常のオアシス「お風呂」。今回は大の銭湯好きというぐっさんこと山口智充さんが、ミステリーハンターとして銭湯を体験レポート!またミステリーハンター・鉢嶺杏奈さんは、名湯の意外な始まりと、志村けんさんが度々訪れていた温泉を巡る旅へ!ここでは取材についてお聞きします。
個性の異なる銭湯を体験された山口さん
特に驚かれたこと、面白かったことは?
これは銭湯ごとに本当にそれぞれで、「特にここが!」と挙げるのは難しいです。ロケの前はそんなポイントがあるかもしれないとも思いましたが、実際は、全ての銭湯にスペシャルのあることが、僕はすごいなと感じました。
銭湯の取材を通して、山口さんご自身の
銭湯の楽しみ方に何か変化は?
僕の中の銭湯の種火に火がつきました!都内や東京近郊の一部でもこれだけ楽しめることが分かって、銭湯が大好きと言いながら僕はまだまだ全然行けていなかったなと…。「え、あそこの銭湯?行きました、行きました!」と言えるくらい、日本全国の色んな銭湯に今行きたいです!
またご紹介する銭湯もそうですが、それぞれの銭湯で風情が違いますし、またそこへ入りに来られる人たちも違うので、その出会いも楽しみのひとつです。さらに銭湯を出た後に立ち寄る周りのお店など、銭湯を中心に町内も一緒に楽しめるので、全てひっくるめて銭湯が好きですね。
見どころは?
銭湯が大好きな僕でも、新鮮に、ひとつずつ楽しめているその姿を見て頂きたいです。本当に楽しい場所ですし、情報の交換もしますし、例えるなら銭湯は町の集会場ですから。しかもお客様をもてなして、楽しませて、そして気持ちよくなって帰って頂くというエンターテインメントホールでもある感じがします。映像を通して、それが伝わればいいなと思っています!
あの有名な偉人が実は…!
鉢嶺さんは偉人と関係のある温泉を取材?
お風呂好きが高じて、明治時代に温泉地のプロデュースまで行った偉人に注目しました!その温泉地は都心から近くて今では日本有数の観光地になっています。でも地元の方の情報によると、もともとは秘湯で、その頃に湯治で利用する時は、男女混浴が多かったそうです。
実は…、私は結婚したことでこの温泉地とご縁が深まって、親戚に色々教わっている最中なんです。今回の取材が決まった時、スタッフにそのことを話したら驚かれて…(笑)。ロケの3日前からは親戚の家に泊まって、昼間は箱根について勉強しました。番組ではお風呂好きの偉人ゆかりの宿をご紹介しますが、地元情報によると、そこは混浴風呂が多かった当時、男女別に入れる個室風呂が作られたそうです。そんな高級旅館に泊まれるのはかなりステイタスだったそうですよ。
あの人気者が愛した温泉へ!
そしてお風呂の秘密を発見?
今回はお風呂が番組のテーマで、それは「湯に浸かる」ことですよね。身体を暖めることで免疫力が上がりますし、リラックス効果も得られますが、取材をしていく中でふと思ったことも…。あの志村けんさんが度々訪れていたという福井県の温泉宿をご紹介するのですが、志村さんも、お風呂好きの偉人も、湯に対する力の入れ具合が想像以上だったんです。
私なりにその理由を考えてみたのですが、温泉は大地から湧く自然のものだから、リラックスすると同時に、体の表面から地球のエネルギーも吸収しているのでは…?みんな生まれたての姿で入りますし、地球のエネルギーを感じるのが温泉なのかなと。偉人ゆかりの宿には、明治維新や文明開化など、海外のものを取り入れて新たな時代を作り出そうという政治家が多く訪れたと聞きました。
そんな偉人や当時の政治家が必要としたエネルギーだったり、「あの湯じゃなくちゃ」と何かを感じられたりする湯へ、人は足繁く通うのかもしれないですね。またその湯に導かれる出会いや繋がりも取材して、お風呂の不思議さ、奥深さにも触れた気がします!
こぼれ話
番組でミステリーハンターが訪れた銭湯、温泉宿について
〜銭湯〜
□真っ黒な美肌の湯「蒲田温泉」
海藻などの植物が溶け出した東京独特の天然温泉で、黒い湯にはミネラル成分がたっぷり。2階大広間ではおかみさんこだわりの鶏釜飯などが食べられる。
住所 東京都大田区蒲田本町2-23-2
営業時間 10:00〜25:00、
年中無休(水曜日は2階大広間は利用不可)
料金 大人470円、中人(小学生)180円、小人(未就学児)80円
□ベルサイ湯と呼ばれる「クアパレス」
見た目のインパクトはもちろん、日替わり湯やテレビ付きジャグジー、電気風呂をはじめ多彩な湯で非日常の空間を体験できる。
住所 千葉県船橋市薬円台4-20-9
営業時間 15:00〜23:30、月曜定休(祝日の場合は翌火曜日)
料金 大人(12歳以上)450円、中人(12歳未満)170円、小人(6歳未満)70円
□宮造り銭湯「タカラ湯」
趣のある建物やお風呂はもちろん、銭湯ファンから「キングオブ縁側」と称される庭園では、錦鯉と四季折々の花も楽しめる。※庭園側は男湯のみで、毎週水曜日に男湯と女湯を入れ替え
住所 東京都足立区千住元町27-1
営業時間 15:00〜23:30、金曜定休
料金 大人(18歳以上)470円、中学生・高校生300円(12歳以上)、小学生(6歳以上12歳未満)180円、乳幼児(6歳未満)80円
〜温泉宿〜
□福沢諭吉ゆかりの宿「萬翠楼 福住」
新聞で箱根へのアクセスの悪さを述べた福沢諭吉の苦言を受け、萬翠楼の10代目福住正兄が、宿へ続く橋や小田原から湯本までの道を整備。箱根が温泉地として注目されるきっかけに。創業は寛永2年、現役の営業旅館として初めて国の重要文化財に指定される。
住所 神奈川県足柄下郡箱根湯本643
□国際観光を見据えて始まった「富士屋ホテル」
福沢諭吉がアドバイスを行った明治11年創業のホテル。当初は外国人に向けて建てられ、部屋に温泉を引き、ホテルとしては日本で初めて室内温泉プールが作られた。
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
□2021年夏、新たに開業「べにや」
創業130年。志村けんさんが度々訪れた福井県の温泉宿。2018年に火事で建物を焼失するが、再建に動き出し、2021年夏の再開に向けて準備が進められている。
住所 福井県あわら市温泉4-510
オフショット