日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2021年3月13日 よる9時から放送

第1589回

天にそびえる白銀のカッパドキア
蘇った巨大地下世界!

ミステリーハンター

鈴木 みね(すずき みね)

1987年、イスタンブール生まれ、日本人の母とトルコ人の父を持ち、トルコでコーディネート業に携わっている。趣味はピアノ演奏、テニス、読書、旅行。ミステリーハンターは今回が初めて。

ミステリーハンター

中山 卓也(なかやま たくや)

1988年12月13日生まれ、福井県出身。俳優として映画、ドラマ、舞台で活躍。趣味は登山、トレイルラン、野球観戦。世界遺産検定1級を持ち、空き時間を見つけては世界遺産巡りへ。
ミステリーハンターは今回で10回目。

奇岩が聳えるトルコ・アナトリア高原のカッパドキア。今回はミステリーハンターに初挑戦する鈴木みねさんが、滅多に見られないカッパドキアの珍しい景色と、近年の新発見をレポート!一方、ミステリーハンター・中山卓也さんが訪れたのは、カッパドキアを思わせる日本の地下世界!?お二人に今回の取材についてお聞きしました。

ミステリーハンター・みねさんは
いつもの景色と違うカッパドキアを紹介?

雪景色のカッパドキアです!よく知られているのは、観光に来る方も多い夏のカッパドキアだと思います。昔の冬と比べて今は雪が珍しくなっていて、降る量も少ないのですが、でも一度みなさんに雪のカッパドキアをお見せしたい気持ちがありました。雪景色を気球で空から見るのは、この場所を見慣れている私でも、やっぱり全然違います!ただ本当に寒くて、気球に乗る前は-16度程!ここまで寒くなるんだって思いました(笑)。

気球に乗って上空へ!
奇岩群と雪の意外な関係もレポートします!

観光ルートからは外れた場所に
日本でまだ紹介されていない驚きの空間が?

カッパドキアでは、かつてこの地に暮らした民族が岩を削って、住居や倉庫に活用した様子はよく見られます。でも今回レポートする謎の空間だけは、まるで違う印象を受けました。私も初めて訪れた遺跡ですが、まず地表面から見ると、見事に四角い穴が掘られた、珍しい作りに驚かされるんです。そして地下から内部に入って…、すごく伝わってきたのは「見つけられたくない」という気持ちでした。その空間で、人々がどんなふうに暮らしていたのか、発見がたくさんある場所だと思います!

真四角に掘られた空間の壁は高さ約15m!

壁には美しいフレスコ画が!
この場所に一体どんな秘密が?

さらに近年発見された巨大な岩の街へ?

カッパドキアには、たくさんの地下空間が作られています。その中でも2014年に発見されて、最近一般に公開されたこの遺跡は、他の地下都市と比べられないほどの広さです。ドローンで撮影した映像はすごく面白いと思います。また他の地下都市との違いとして、人々が何百年もの長い間、ずっとそこで暮らしていた様子が見えてくる貴重な場所でもあるんです

他に類を見ない地下都市の様子とは?

取材中、印象に残った出来事は?

番組では、カッパドキアの岩をくり抜いて作られた家をご紹介します。でも実は新型コロナウイルスのことがあって、撮影隊を家に入れて下さる方を探すのが大変でした。そんな状況の中で協力して下さったお宅を訪ねたのですが…、この撮影の日は、みんなで笑いあった忘れられない一日になりました!トルコ人の良いところをすごく感じさせてくれる、本当に素敵なご家族だったんです。そこが日本のみなさんに伝わると嬉しいです。

トルコでは夏に各家庭でトマトペーストを作り置きしますが、この家のおばあちゃんは、私が暮らすイスタンブールに「美味しいのはないと思うから」と、自家製のトマトペーストをプレゼントしてくれました。イスタンブールにも美味しいものはありますが(笑)、でも食べたら本当に特別な味がしました!

ミステリーハンター・中山さんが取材したのは
地下空間に秘められたテクノロジー

僕は、カッパドキアで定期的に調査をされてきた地下構造の第一人者にお話を伺いました。これは驚かされます。アリの巣のような地下空間を作った1500〜2000年前の人たちは、現代の岩盤工学を全て踏まえていたかのようなんです。そうでなければ彼らは透視が出来たのか!?と思えるくらいでした。

カッパドキアをはじめユニークでバラエティに
富んだトルコ文明遺産について語る中山さん

日本にも驚きの地下世界が?

ここは本当に、日本を代表する遺跡だと思った地下世界です。しかも入り口はお寺の境内。内部の道は上中下の3段構造で、他の道にぶつからないように複雑に絡み合っているんです。まさにカッパドキアの地下空間と同じで、「どうやってこれを?心の目で見て作られたのでは?」と思いました。

広い空間に出ると壁一面に掘られた仏様や梵字!
「あまりの精密さとその規模に驚きました!」
(中山さん)

地下の世界は、「一体誰が作ったのだろう?」というところから、様々な仮説が生まれて、もしかしたら宇宙人が!?など(笑)、ワクワクする種がいっぱいの場所ですよね。そして、現代の人たちはあまり生活したくない空間で、豊かに暮らしていた事実が見えてくるのも、地下世界ならではの発見だと思います!

こぼれ話

鈴木みねさんに質問
ミステリーハンターを務めた感想は?

これまではコーディネーターの立場で、きちんとした日本語を使うミステリーハンターさんを見ていたので、今回私にその役が務まるのか心配でした。またコーディネーターも兼ねていたので、カメラの横で電話をかけて翌日のスケジュール調整をしたら、急いでカメラの前へ行ってレポートを始めたことも。撮影現場は慣れていますが、普段の定位置ではないカメラの前に立つのは不思議な感じでした。それに私はすぐ顔に出るタイプなので、スケジュールに心配な点があると、撮影がスタートしても変な表情になってしまって(笑)。

ほかにもこの挑戦をきっかけに面白い発見がありました。以前は両親が「世界ふしぎ発見!」のコーディネートをしていて、先日、30年以上前の番組を見たんです。そこには…、ビザンチン時代の恰好で“演技”をする、亡くなった父の姿が映っていました。そんな色々な出来事が楽しい経験でした!

ミステリーハンター・中山さんは
またいつか田谷山瑜伽堂(たやさんゆがどう)へ

田谷の洞窟はもう一度、今度は家族連れて行きたいと思える場所でした。撮影では使いませんでしたが、通常はろうそくを点けて洞窟内を巡ります。その灯りに照らし出される壁画やレリーフは本当に雰囲気がいいんですよ。また日本三大観音霊場巡りも体験できるそうです。何百年も前から、ノミで洞窟を掘りながら修業された僧侶の方々には、後に訪れた人のためになるものを、という思いもあったのでは?と感じました。

下の通路から月の形に開けられた通風口を
覗くと、月の中に龍が見える仕掛けも

<田谷山瑜伽堂(たやさんゆがどう)>
□住所 神奈川県横浜市栄区田谷町1501 真言宗大覚寺派定泉寺境内
□拝観時間 9:00〜16:30(16:00受付終了)

オフショット

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