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毎週土曜日 よる9時〜

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2020年11月28日 よる9時から放送

第1577回

憧れの街 いまのパリ

ミステリーハンター

美波 (みなみ)

東京都出身。女優として数々の舞台、映画、ドラマに出演。2014年に文化庁新進芸術家の海外研修メンバーに選出され、フランス・パリのジャックルコック国際演劇学校に1年間在籍。現在はフランス、日本、アメリカを中心に国際的に活躍する。2021年日本公開予定の映画「MINAMATA」ではジョニー・デップ演じる主人公ユージン・スミスの妻を演じている。ミステリーハンターは今回が初めて。

ミステリーハンター

辻 仁成(つじ ひとなり)

東京都出身。芥川賞作家にして、ミュージシャンとしても活躍。
パリで20年近く暮らし、生活情報など積極的に配信している。

今回注目するのは世界の人々を虜にしてきた街・パリ。この街では今、世界が日常を取り戻すその日に向け、驚きの変化が!ミステリーハンターは女優・美波さん。そして音楽家、作家、映画監督などマルチに活躍しているパリ在住18年の辻仁成さんです。

今回はパリに起きている変化を取材
美波さんが今パリで感じていることは?

今年3月にフランス全土がロックダウンされ、人々の意識が変わる大きなきっかけになりました。みなさん大変な中、喜びや楽しみを忘れない姿勢に心動かされました。また車に乗る機会も減り、街全体の空気が綺麗になり、それがきっかけで一人ひとりが生活を見直すようになったように思います。

パリ観光の最大の目玉
ヴェルサイユ宮殿でも驚きの変化が?

フランスは表現の自由を尊重している国で、パリはコスモポリタンな街でもあります。パリに住んでから、自分の意思をはっきり伝えること、自分の身は自分で守ることを覚えました。でも今回の新型コロナウイルスや社会的に大きな出来事が起こると、いつもは自由で個人主義のフランス人の団結力に驚かされます。

大きな出来事が起こると、日本では自粛する傾向がありますが、フランスの人たちは「私たちはそこに負けない」という意思表明の強さを感じました。もちろんその良し悪しはありますが、私はそんな彼らの一面が好きですし、変化していくパリの街と一緒に、一瞬、一瞬を最大限に生きようとする人々の様子も取材を通して感じました。

街を颯爽と駆け抜ける多くの
自転車がパリの新しい姿に

パリの食を知り尽くす辻仁成さんは
とっておきの場所を案内!

パリで新たな食文化を生み出そうと挑戦する日本人も紹介!

美波さんはパリで進行中の
都市再開発で誕生した新スポットへ?

パリ大改造以来の新たな再開発で、イノベーションとサスティナブルをテーマにした計画です。その一環で建てられたラ・セーヌ・ミュージカルを取材しました。日本人の建築家・坂茂さんが設計された音楽ホールです。すごくきれいで、格子の様な木を使った日本の伝統技術が活かされていました。フランスの人って日本の文化や芸術、技術が大好きでリスペクトしているんです。日本人が見ても「すごい!」感じる高い技術や表現が詰まっていて、ぜひ注目して頂きたいと思います。

今回のロケで美波さんにとって
素晴らしい出会いが?

画家の赤木曠児郎さんです。お歳は87歳で、船でパリに来られたと仰っていました。以来、50年以上パリの街を描き続けています。ひとつの建物を油絵で描くのに下書きからものすごく細かくて、それこそブロックの数までしっかり。その芸術性と街の記録としての重要さで、パリの美術館に収められているほどなんです。

物事が次々と消化されていくこの世の中で、毎日同じ場所へ足を運び、一つの景色を見つめ続ける赤木さんに大変感動しました。画家として、人間としてぶれずに好きなことを続けることの大切さを気づかされたんです。赤木さんは、私の中ではフランスへ来て一番貴重な出会いになりました!パリの街を描き続ける彼の作品から感じられることがきっとたくさんあると思います。

独特のスタイルや色使いで
パリの街を描き続ける赤木さん

見どころは?

ひとつは「今だからこそ見えるパリ」だと思います。未だに世界は大変な状況ですが、ご紹介するパリの街を通して、力強く、ポジティブに、どんな状況でもいい側面もあることを伝えられたら…。それが私の心の中のメッセージです。

街でただ一つの丘陵地帯
モンマルトルの丘 サクレ・クール寺院

こぼれ話

番組でご紹介した辻仁成さんの「フランス風イカめし」

<フランス風イカめしの材料>
イカ400g、アンチョビ4枚、にんにく8片、バジルの葉2束、オリーブ油100ml、
トマト缶(400g)1個、白ワイン100ml、トマトペースト大さじ1、醤油大さじ半、
塩ひとつまみ、胡椒適宜、パルメザンチーズ適宜、玄米または白米1合半

<作り方>
イカの下処理をし、輪切りにする。
お鍋に潰したにんにくと、にんにくが浸かるくらいのオリーブ油を。
弱火でにんにくの香りを油に移し、アンチョビを加え溶かす。
イカを加え、中火にして炒める。
白ワインを加え、アルコール分を飛ばし、トマト缶を加える。
トマトペースト、醤油、塩胡椒で味をととのえる。
10分ほど煮込んでバジルを加え、最後にパルメザンチーズを加える。
玄米(白米)にかけて完成。

オフショット

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