日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

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2020年9月19日 よる9時から放送

第1569回

今年こそ夜空を彩れ!
世界ふしぎ発見!大花火大会

ミステリーハンター

副島 淳(そえじま じゅん)

東京都出身。俳優として数々のドラマや映画に出演。趣味はバスケットボール、映画・舞台鑑賞、スポーツ観戦、温泉。大好物はラーメン。
ミステリーハンターは今回で7回目(スペシャルの回は含まず)。

ミステリーハンター

鉢嶺 杏奈(はちみね あんな)

1989年7月19日生まれ。趣味は散歩、特技はダンス。女優としてテレビ、ラジオ、舞台、CMなどで幅広く活躍中。ミステリーハンターは今回で24回目(スペシャルの回は含まず)。

今回のテーマは「花火」。ミステリーハンター・副島淳さんと鉢嶺杏奈さんが日本の花
火を取材します。そこで出会ったのはコロナ禍の逆境に負けず、古来の伝統と驚きの技
を受け継ぐ人々。さらに今回は映像でお届けする「世界ふしぎ発見!」の花火大会を開
催します!

副島さんが挑戦するのは
日本の花火の原点、勇壮な手筒花火

愛知県の東三河地方に江戸時代から伝わるもので、10m超えの巨大な火を噴く大筒を、素手で支えるという花火です!ミステリーハンターとして、毎回ひるみながらも色々挑戦してきた中、今回はさらにひと味違うレポートだと思います!この手筒花火は一人前の男として認められる証でもあって、自分の手で作るのが基本です。取材に協力して下さった豊橋祇園祭・奉賛会の方々に教わりながら、僕も筒の部分になる竹選びからスタートしました。

この手筒花火の始まりは
あの戦国武将がきっかけ?

その工程は昔ながらの手作業で細かく、またパワー系の作業もありますし、火薬を作って竹筒に詰める作業も体験しました。和気あいあいとした雰囲気でも、気持ちと作業の両方の面で、すごく気を引き締めないといけないところは随所にあって、それを見せて頂けたのはとても大きいですね。参加させて頂かないと分からない部分で、本当にすごいな!という発見がたくさんありました!

お世話になった奉賛会のみなさんと

いよいよ本番! が、近づくにつれて!?

手筒花火作りでは火薬を扱うプロの方から講習も受けて、詰め方を誤った場合のシビアな話を聞くと、やはり身が引き締まりました。火薬を詰めるのは打ち上げ前日ですが、講習の後あたりから高まり始めた緊張は、本番2時間前には正直、カメラの存在すら忘れる程に…。他の方が先に大筒花火を上げる姿を目の当たりにした時は、本気で躊躇しました!

鉢嶺さんが激励に

でもこの手筒花火は、奉賛会のみなさんと0から一緒に作り始めたもので、僕に合うように調整してくれたり、「そえちゃんのために」と色んなサポートをして下さったり。短い期間でも家族や兄弟というか、みなさんのもとで自分が挑戦できている感謝もありました。この0からの作業がなければ、本当にギブアップしたかもしれません。本番はカメラ5台の臨場感溢れる映像だと思うので、ぜひとも見て頂きたいです!

火の粉が降り注ぐ中…、
熱さや音さえ感じないというゾーンへ!?
「本番前の副島さんとは別人、最高でした!」
(激励に訪れた鉢嶺さん)

鉢嶺さんがレポートする花火は、
日本三大花火大会のひとつ、長岡の巨大花火?

長岡の花火大会というと信濃川の河川敷2kmにわたって、2万発もの花火が上がることで知られていると思います。その花火を作られている新潟県・小千谷の老舗の花火店を取材しました。打ち上げ花火は家族や誰かと一緒に見た夏の思い出ですが、作る工程を私は全く考えたことがなくて…。今回まず分かったのは、それが気の遠くなる程の作業だということでした!

世界最大級の大玉花火が作られている小千谷

打ち上げ花火の大玉の中には、星と呼ばれる小さな火薬の玉を詰めていくのですが、その一粒ごとにかかる手間と時間、緻密さは本当に驚きの職人技です。作業中は集中しすぎて、気づいたら火薬に話しかけていることもあるとか。それくらい一対一で向き合っている世界を感じました。

花火の色や変化など
夜空を彩る職人技に迫ります

今回、番組から全国の皆様へ
映像でお届けする大花火大会開催!

取材が始まった頃は、作業の細かさや、何時間も姿勢が変わらない職人さんの集中力に驚いて、そうやって作られた花火がパッと散ってしまうのはもったいない気がしました。でも今回、番組のために特別に打ち上げて頂いた花火を見た時、一気に心を打たれたんです。町中にドッカーンと地鳴りのように響く中、自分が何で泣いているのか分からないくらいの感動でした。一瞬で心を打つ花火の美しさとパワーの秘密に、今回は触れられると思います!

迫力満点の美しい花火をお楽しみに!

400年親しまれてきた線香花火
でもそこにはびっくりする秘密が?

線香花火の魅力は、打ち上げ花火とまた違いますよね。時間がゆっくり進むような癒される感じとか…。当たり前に楽しんできた線香花火ですが、なぜ火花が松葉のように広がるのか、あの繊細な美しさは実は謎だったそうです。今回は特別なカメラを使って、その秘密をレポートします!

作りはシンプルな線香花火ですが、あの細いこよりにも、幾つもの職人技や伝統が隠されているのも驚きです。私も持ち手の和紙を捩る作業に挑戦しましたが、同じ材料でも別物の仕上がりに…(笑)。ほかにも想像以上に費やされる時間など、線香花火の奥深さが見えてきました!

伝統の線香花火を作りが行われている
玩具花火製造所を取材

こぼれ話

ほかにもこんな発見が!

線香花火については、レポートでご紹介したほかにも初めて知ることがありました。火花の変化は段階ごとに名前があって、火の玉が膨らんでいく様子は「蕾」、パチパチッと火花が暗闇に咲き始めるのは「牡丹」、勢いが増して枝分かれするように火花が飛び散る様子は「松葉」、勢いが弱まり細い火花が落ちるのは「散り菊」と表現されるそうです。

線香花火は室内などで保管すれば火薬の中の
松煙が湿気を調整し10年以上持つとも

ご紹介した「筒井時正玩具花火製造所」では、線香花火のほかにも色々な商品があって、私はもちろん、取材スタッフもみんな「家族でやろう」とか「帰って息子と」、「妻と一緒に」と言って購入しました。打ち上げ花火も、自分で楽しむ花火も、花火は誰かと一緒に見たり遊んだりと、人と繋がる思い出になるのもやっぱりいいですね!

手筒花火を無事打ち上げた副島さんと
豊橋祇園祭・奉賛会のみなさん

オフショット

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