日立 世界ふしぎ発見!

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2020年3月14日 よる9時から放送

第1547回

総額8億円!
アラビアの鷹匠大会に挑む!

ミステリーハンター

VANRI (ばんり)

1992年1月21日生まれ、大阪府出身。2013準ミス・ワールド日本代表。女優、タレントとして活躍。大の鳥好き。ミステリーハンターは今回で8回目。

中東は、鷹匠文化の一大中心地。冬には手塩にかけて育てたハヤブサによるレースが各地で開かれます。その大会に日本から高校生鷹匠が参加!ミステリーハンター・VANRIさんがレースの模様…、そしてアラブのハヤブサ文化に迫ります!

今回はアラブ首長国連邦の首都アブダビへ
その目的はハヤブサレース?

アラブ首長国連邦は、ミステリーハンターとして最初に訪れた場所です。でも今回行った首都アブダビは、前回のドバイとはまるで違う印象でした。ドバイは観光客を見越した面白い町づくりでしたが、アブダビはとても落ち着いた様子。そして町を歩けば、紋章やガソリンスタンドのマークなどにハヤブサの姿が…!

鷹匠の技は子供たちへと

ハヤブサレースの会場付近では特にそうでしたが、人とハヤブサの身近さは、私たちが犬の散歩を見かけるのと変わらないですね。ショッピングモールで談笑する人の片腕にハヤブサが止まっていても、違和感がないんです。通常ハヤブサなど猛禽類は、警戒心が強いから山奥などに生息して、私たちが見かけるのはトンビくらい。だからこの身近さはやっぱり、特別なものだと感じました。

日本の高校生鷹匠と、アラビア半島の砂漠で
行われるハヤブサレースへ!その様子は…?

レースの取材を始めた頃は、高額な賞金などに圧倒されて、お金持ちのお遊びに近い印象も…。でも時間と共に、参加される鷹匠のものすごい緊張や集中、真剣さが見えてきて、それを申し訳なく思いました!

インタビューを受ける日本の高校生鷹匠・小川涼輔君

鷹匠の方たちはとにかくレディファーストならぬ“ハヤブサ”ファースト。今回はそのハヤブサが2500羽も出場する大会に、高校生鷹匠・小川涼輔君が挑戦する様子をレポートします!レース前には涼輔君と、アブダビ屈指の鷹匠からアラブ式の訓練や技を教わりました。それはなかなか見ることのできないすごい世界なんです!

レースの出番を前に男性の正装に

トリ好きにはたまらない!?
アラビアならではのスポットも?

ハヤブサ専門の病院があるんです。見学も可能で取材中は子供たちも訪れていて、ハヤブサが伝えるべき文化として大事にされているのを感じました。また、ハヤブサや鷹匠の道具を売るお店も取材しましたが…、涼輔君はこのお店で買い物をした時に、私はハヤブサの病院取材でかなりハイテンションに!

日本では見かけないというハヤブサグッズ

というのも病院では、本やネットには出ていないハヤブサの生体や情報を知ることができるんです!トリ好きとしては、お話を伺いながら「え!それでそれで?」と、レポートよりつい自分の感情が先走って、ディレクターに注意されたことも…(笑)。

ベドウィンの時代から続く鷹匠の技を取材!

広大な砂漠で生きるため必要不可欠だった鷹狩りを、実際に見せて頂くことができました!私たちには何も無く見える砂漠…。でもベドウィンと呼ばれ砂漠を旅する民族だった人たちには、食べ物をはじめ全てが詰まった場所だったこと、それを直に知る貴重な体験でした。

捕まえた獲物は宗教的な理由で首を切り落とし、皮を剥いで調理されましたが、普段はあまり見たくない下処理も、その時は「あ、こうして…」と、冷静に受け止めらました。それが特別なことではなくて、ずっと変わらないものとして、理解できたからかもしれません。

見どころは?

アラブ首長国連邦というと、石油によって潤っている国の印象があると思います。でも今回は、それ以前の「自分たちはこうやって生きていた」と、大切なものを残そうとされる姿に注目して頂けたら。日本でも伝統文化や職人技を残そうと努められている方がいると思います。単に異国の鷹匠の大会、ではなくて「なぜその大会が開かれ、身近にハヤブサがいるのか?」という部分をご覧になって、楽しんで頂けると嬉しいです!

日本人鷹匠 涼輔くんの健闘はいかに?

こぼれ話

VANRIさんから見た
アブダビ大統領杯の特別賞

日本人として、このハヤブサレースに初参加した高校生鷹匠の涼輔君へ、予想外の特別賞が贈られた時は私の方が「え!」と固まっていました。そのサプライズに涼輔君も笑顔で応えていましたが、実は表情とは裏腹の思いも…。

それは日本の鷹匠として使命感を持って出場していたからこそ、成績を残したかったという気持ちです。表彰された後、カメラの回っていないところで「悔しさが今、すごく増しました。参加賞で称えてもらうのは…」と。

アブダビ大統領杯に出場できたこと、また師匠としてアブダビ屈指の鷹匠・ハマドさんから指導を受けられて満足、というわけでは決してないのですよね。「悔しいって、トロフィーを見る度に思うんだろうな…」とこぼした涼輔君のこれからも、本当に注目だと思います!

「私は涼輔君のおかげで、移動中に見かけた
鳥の話で盛り上がれる幸せも満喫しました!」

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