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2020年1月18日 よる9時から放送
第1539回
海と風が織りなす絶景
フランス灯台街道
ミステリーハンター
依吹 怜
東京都出身。順天堂大学スポーツ健康科学部卒業。女優、レポーターとして活躍中。資格/小学校教諭二種免許状、中学・高等学校教諭一種免許状(保健体育科)、特別支援学校教諭免許状。特技はバレーボール。
ミステリーハンターは今回で5回目。
今回のテーマは灯台!ミステリーハンター・依吹怜さんが、灯台のイメージが日本人とは少し違うというフランスへ。大西洋に面したブルターニュ半島を巡ります!
今回はフランスで灯台に注目?
灯台の密度が世界一で、不思議な灯台が連なる、ブルターニュ半島の灯台街道を取材してきました!ただ取材前は、灯台というと少し暗い感じや、サスペンスドラマのクライマックスに出てくるようなイメージが私にはあって…(笑)。
こちらは82,5mでヨーロッパ1の高さ
それがフランスで灯台の取材を始めると、明るくて、人が自然と集まってきて、イメージ的には東京タワーのような存在に感じました。捉え方が日本と少し違うようです。そのせいかロケの間は、フランスは灯台の数が多いなと思っていましたが、帰国後、実は自分の身近な場所にも灯台があることに気づいて…!ちゃんと意識していなかっただけだったんです。
「海のベルサイユ」と呼ばれる灯台へ!
建てられた時代や環境、技術も異なる
個性豊かな灯台が見られるツアーに出発!
現役の灯台が61基ある、ブルターニュ半島ならではの灯台ツアーです。これは灯台について色々な発見があったと同時に、天気の大変さも味わう体験でした!ブルターニュ半島はもうビックリするくらい、一日に何度も虹が出るんです。そしてどんな快晴でも虹が出ると…、1分後くらいに必ず雨が!「わあ、虹!」と喜んだのは、ロケの初めだけですね(笑)。
ある灯台は、夕日に照らされてピンクに染まる様子を撮影する予定でしたが、その時も豪雨。しかも建物が青くライトアップされていたから、どちらかというと、ホラーな感じに(笑)。日によっても時間によっても、見せる表情が違う灯台の面白さもありました。
灯台が大好きなシモン・ラガデックさん
灯台が写っている奇跡の一枚?
大潮になると、波で隠れてしまうほど荒れる海域に建つ灯台があるのですが、そこで嵐の日に撮られた写真に注目しました。写真には間一髪で危機を逃れた灯台守の姿が写っていて、その方とお会いすることができたんです。私はこの取材で、初めて灯台守の方々とお会いしましたが、「こんなに誇りを持って仕事に取り組まれているんだ!」と強く感じました。気象についてはもちろん、様々な資格が必要ですし、灯台守としての技術や知識など、お聞きするのは初めて知ることばかりで…。
この場所に建てられた驚きの秘密もレポート!
今回幾つもの灯台を取材して、時には強い風雨でレポートが台風実況のようにもなりましたが、灯台の上からその様子を見て、納得するものがありました。今まで考えたことのなかった、灯台が建つ意味を感じたんです。特に夜、荒れた海にいる船がこの灯台の明かりを見た時の気持ちは…、と海側からの気持ちを想像しました。荒れた天候の中にスクッと建っている灯台の姿も、ぜひ注目してみて下さい!
白石康次郎さんにとっての灯台とは?
見どころは?
今回は最初から最後まで灯台です(笑)。私のように灯台にあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、個性豊かな見た目から様々な発見まで、灯台の魅力を感じられると思います!私は灯台が好きになって、見方も変わりました!
また海外へ行くと、お土産によくマグネットを買うのですが、今回はブルターニュ半島の地図に灯台の場所が示されたものを買いました!というより、灯台が描いてあれば「あ、買っちゃおう!」という感じで(笑)。違う国へ行っても、海の近くへ行ったら、灯台が気になっちゃうかもしれないですね。
知られざる灯台物語もレポート
こぼれ話
ブルターニュで味わえる
本格的な江戸前寿司「HINOKI」
寿司を握ってくれるのは、日本で勉強したフランス人職人のグザヴィエさん。食材はほぼ地元産が使われています。
「あまりに美味しいお寿司で、ここは日本!?と思うほどでした!コリッコリのワカメの美味しさにも驚きましたが、実はブルターニュでは海藻がよく採れるそうです。でも誰も食べ方を知らないのだとか。そこで日本と同じようにワカメの柔らかい部分だけを使って、食感やその美味しさを伝えていると、グザヴィエさんとお店を営む日本人の奥様からお聞きしました」 (ミステリーハンター・依吹玲さん)。
<HINOKI>
完全予約制で、おまかせコース97€/1人
住所 6 Rue des 11 Martyrs, 29200 Brest, France
オフショット