日立 世界ふしぎ発見!

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2019年8月10日 よる9時から放送

第1523回

復活したインカ帝国の奇祭
天空の温泉

ミステリーハンター

中山 卓也(なかやま たくや)

1988年12月13日生まれ、福井県出身。俳優として映画、ドラマ、舞台で活躍。趣味は登山、トレイルラン、野球観戦。世界遺産検定1級を持ち、空き時間を見つけては世界遺産巡りへ。
ミステリーハンターは今回が初めて。

赤道間近にありながら6000m級の山の頂は常に雪に覆われ、熱帯の氷河と称されるペルーのアンデス山脈。そこで復活したインカ帝国伝統の奇祭をミステリーハンター・中山卓也さんがレポート!さらにインカの霊峰・アウサンガテへ!一体どんな発見が…?

開催場所は標高3800m!
復活したインカ帝国 伝統奇祭!?

集まった1000人近くの人々がみんなでロープを持って、何百頭ものビクーニャという動物を罠に追い込むお祭りです。ロケへ行く前に、高山病対策の低酸素トレーニングをスタッフさんと数回体験しましたが、実際に標高3800mで、時速50kmで走るビクーニャを追いかけるのは、想像以上にハードでした!ビクーニャが急に猛スピードで走り出す時などはもう、現地の方に完全においていかれて。

一体なぜ、この祭りは行われるのか?

またお祭りは「人間vsビクーニャ」というか、ロープで2kmも繋がった人間の線がワーッと、何百頭ものビクーニャに迫っていくので、遠目に眺めてもすごい光景でした!まず見たことがないし、考えられないスケールだと思います。レポートでは僕もカメラを持って、「お祭りはどうですか?」と参加者にインタビューしましたが、みなさんもう夢中で「忙しいから!」とあまり応えてくれず(笑)。

ペルーでは、23個目の…?

僕は世界遺産が好きなので、この取材で幾つかまとめて行けたのはとてもありがたく(笑)、テンションが上がりました!インカ帝国の首都クスコを見下ろす高台にあるサクサイワマンや、いずれ世界遺産になりうる注目の遺跡もレポートします。それらの建造物は、関わった人数も年月も、例えるならスカイツリーが100本以上建つようなスケールで、人々がそれを必死に作ったことにやはりロマンを感じます。今の常識では計りきれないところに、思いを馳せるものがありました!

今後、世界遺産へという遺跡の内部へ!

ペルーならではの研究施設へ

ペルー中の農作物を集めてその利用方法を研究している農業研究施設です。ペルーには、例えばトウモロコシなら400種!ジャガイモならなんと50000種類もあるほど様々な農作物があって、中には「何これ!?」という奇妙な見た目の物が多くて驚きました。魔女に魔法をかけられたような危険な香り漂う作物もいっぱいあるんです(笑)。それぞれ体に効果があるそうで、そこを含めてちょっと不気味で!?

研究施設で未来のスーパーフードを試食

今回の見どころは?

今回、「神々が宿る山」と呼ばれる霊峰アウサンガテを目指しました。その麓にはインカ帝国の末裔たちが暮らしている村があったんです。伝統的な彼らの暮らしもさることながら、村には「天空の温泉」と呼ばれる世界最高峰の秘湯が!お湯に浸かると…、眺めも最高でロケの疲れが一気に吹っ飛びました。さらに霊峰アウサンガテには村の人々が崇める「アウサンガテの瞳」という場所があると聞いて、車では行けない山道を馬に乗って向かいました!道中は、日本では中々見られない美しい景色が続き…、そして到着した「アウサンガテの瞳」では神秘的な体験が待っていたんです!

ミステリーハンターの感想は?

8割楽しくて2割大変!という感じで、大変だったのは普段とは全く違う環境と、レポートの難しさですね。その中でも一番の苦労は食レポでした!何の言葉も出てこないことに自分自身でビックリして「終わった…」と思ったことも(笑)。

でもペルーでは、訪れた僕たちに優しくしてくれる人が多くて、居心地良く過ごさせて頂きました。取材で知り合った人たちは積極的に荷物運びを手伝ってくれたり、想定外の出来事が起きれば当たり前のようにサポートしてくれたりも。ロケ隊の仲間として一緒に作ってくれる、そんな心意気を感じさせてくれる人たちとの出会いも貴重な体験になりました!

こぼれ話

ロケで一番フラフラになった出来事!?

霊峰アウサンガテの麓の村で入った世界最高地点の温泉は、番組でご紹介した以外にも入れる場所が4つありました。撮影は一番景色の良いところで行いましたが、実は撮影当日の朝…、温泉の様子を確認したスタッフさんが真っ青になる事態になっていたんです。何の手違いか、溜まっているはずの温泉が空!?そこからは、別の温泉から「ハイッ!」「ハイッ!」と村の人も巻き込んだバケツリレーがスタート!正直、標高4300m地点でのバケツリレーが、今回のロケで一番きつかったです(笑)。

このロケの必需品

またこの時は、「アウサンガテの瞳」まで同行してくれた村のシャーマン、ヘロニモさんも率先してバケツリレーを手伝ってくれました。シャーマンと聞いてあまり笑わないような人を想像していましたが、実際はとても人間味溢れる人で愛嬌もたっぷり。クエスチョンの答えでは、ヘロニモさん自ら雷に打たれる様子を再現してくれて、その時も「もう一回やらせてくれ!」と、ご自分で演出をつけては「どうだった?」と、本当に熱心に演じてくれました。

これぞミステリーハンター体験!?

ペルーでの食事は大体、肉とジャガイモで、ジャガイモ好きな僕は美味しく頂きました。でも一度だけ、言葉を失う程のメニューに遭遇…。アウサンガテの麓の村では、家のベッドの下などで十数匹ものクイというネズミを飼っていました。見た目も「キュウキュウ!」と鳴く様子も本当に可愛いので、撫でるなどしていたんです。それから移動して食事をしたのですが、テーブルに出てきたのは「く、苦しい!」という顔そのままで調理されたクイの姿!「これがミステリーハンターか!」と思った体験でした(笑)。

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