日立 世界ふしぎ発見!

毎週土曜日 よる9時〜

バックナンバー

2019年7月27日 よる9時から放送

第1521回

南イタリア・シチリア
レモンが歴史を変えた!?

ミステリーハンター

竹内 海南江(たけうち かなえ)

「世界ふしぎ発見!」で訪れた国は100ヶ国を突破!!105ヶ国に!!!
CM、文筆業またトラベルリュックや帽子のプロデュースなどでも活躍中。著書にエッセイ『おしりのしっぽ』『お姫様と山男』(集英社be文庫)、『あっというまに』(KKベストセラーズ)、短編小説集『アフリカの女』(幻冬舎文庫)、中編小説『うたかたの月』(幻冬舎)、散文写真集「グリオの唄」(ブルースインターアクションズ)。
オフィシャルウェブサイトは「Kanana Kingdom」
ミステリーハンターは今回で287回目(スペシャルの回は含まず)。

今回はミステリーハンター・竹内海南江さんが
南イタリアのシチリアへ!取材のお話を伺いました。

一体シチリアではどんなレポートに?

地中海に位置する美しいシチリアですが、実はそこには色んな文化が交差していて…、訳が分からない!という(笑)、面白さや発見がありました。ある場所へ他の土地から征服者がやってくると、既存のものを破壊して作り変えて…などといった歴史もありますが、シチリアはちょっと違っているんです。

その町並みはちょっと独特?

シチリアは思いのほか広いので、小さな町が幾つもあるのですが、そこがどの時代に出来た町並みかによって、建築様式が変わってしまうんです。並んだドームがイスラム寺院のモスクのようなところがあれば、力強く壮大なバロック様式の建物も見られます。小さい村を巡っていても国が変わるような感じがしたり、路地裏に入っただけで雰囲気が変わったりすることも。

何よりキリスト教の教会の中にも、アラブの文化が入っていて、「これってどういうこと!?」とビックリしてしまうんです。すごく奥が深くて、イタリアというとローマを思い浮かべるところが、そこにアラブや、バイキングの子孫のノルマン人の文化など色々混ざっているから、分からないし、均一じゃないんです。「今この町はどの文化?」とイタリアじゃないイタリアを楽しめると思います。

食文化にも注目!
そこにもシチリアならではの美味しさが?

シチリアでは、ハーブのほかスパイス類を多く使うし、ピスタチオやアーモンドなどのナッツ類も。あとミントがお魚料理やサラダによく入っていました。同じ南イタリアのナポリでは、お料理にバジルやトマトを使う印象がありますが、シチリアは食文化の面でも、南イタリアとちょっと違うんです。過去によそからやってきた人たちの文化をミックスしている感じが、お料理にも残っていました。

柑橘類の王国、シチリアならではのメニューも!

また言葉も公用語はイタリア語ですが、シチリア語もあるんです。その違いは、沖縄の人たちが話す言葉のウチナーグチと標準語くらい差があるそうですよ。シチリアの食材を扱う仕事をされている日本人女性から聞いたのですが、シチリアの人はその女性と話す時はイタリア語だけれど、地元の人同士ではシチリア語になって、そうなると会話の内容は全く見当がつかないとか。沖縄の人同士がウチナーグチで話していると、よそから来た人は分からなくなっちゃいますよね。そんなところもすごく面白かったですよ。

見どころは?

きれいな景色と美味しい料理、さらに柑橘類というのがとても重要なところですね。日本でみかんやレモンといっても重要という表現にはなりませんよね。でも冬が長くて暗いヨーロッパでは、太陽が燦々として、その象徴みたいな柑橘類が日々豊かに実って、空や海が青くて…、そんなシチリアはやっぱり憧れの土地だったようです。

だから色んな土地から、色んな人がシチリアにやって来ては征服したり、違う文化が入り込んだりしているけれど、案外共存もしていて…。私たちが想像するより、異なる宗教同士でも仲が良かった時代があったのかな?と想像が広がる、不思議なシチリアを見ることが出来ると思います!

さらに謎の柑橘類を追い船で30分のイタリア本土へ

こぼれ話

レモン農家直伝「レモンパスタ」

アラブ人が持ち込んだレモンとパスタで作るシチリアならではの一品。レモンの皮のいい香りで食欲がない時にも良さそうな味わいです。
□作り方
(1)無農薬など、皮が食べられるレモンを手に入れる
(2)レモンの皮をおろす(削る)
(3)たまねぎをじっくり炒めたところにミルクを混ぜてソースを作る
(4)ソースに、おろしたレモンの皮を入れて少し煮込む
(5)茹で上がったスパゲッティをソースで和える
(6)最後にレモンの汁を絞って、盛り付ける
※濃いめの味を好む人は、タマネギを炒める時に、ニンニクとパンチェッタ(ベーコンでもOK)を入れる

レモンを使ったケーキも色々!

オフショット

このページのトップへ