2013年1月26日 夜9時〜
チョコレートの街として注目を集めているシチリア島南部の町、モディカ。丘陵に囲まれた小さな町には、20軒以上もチョコレート専門店が軒を連ねています。モディカチョコは、この町がスペインに支配されていた16世紀、同じくスペイン領だった南米から、アステカ伝来のチョコレート製造法が伝わり作られるようになったもの。伝来した当時のままの製法が今も守られています。
チョコレートの原料カカオをのせて丸い棒ですり潰す道具。
40年前まで使われていたそう
ミステリーハンター・坂本三佳さんも驚いたモディカチョコの味の秘密は、この製法によるもの。低温で作るため砂糖の粒が溶けず、私たちの知っている滑らかな舌触りのチョコとは違って、全く口溶けしないシャリシャリとした食感に。この“溶けない”特徴が、アウトドアや防災用として世界中から注目を浴び、日本でもいくつかのアウトドアショップで販売されています。
取材したお店「Buonaiuto」
1880年創業の老舗チョコレート専門店。様々なスパイスの入ったチョコレートを販売。シナモン、バニラ、塩、レモン、唐辛子など色々な味を試食してお気に入りのチョコレートを購入できます。板チョコ1枚約2ユーロ。
他にも、肉入りチョコビスケット「ムパナティッギ」などモディカならではの珍しいスイーツやホットチョコレートなど、チョコレートを満喫できます。ミステリーハンター・坂本さんによると、旅に持っていかれることも多かった肉入りチョコビスケットは、食べるとかなりおなかいっぱいになるそうですよ。
こちらがムパナティッギ。餃子の様な形もユニーク
住所:L'Antica Dolceria Bonajuto è a Modica (Rg) C.so Umberto I° n.159
モディカへの行き方
カターニアからAST社のバスで約2時間10分
(以上2013年1月現在)