2020年03月10日放送
#2568「またね! 木内みどりさんが伝えたかったこと」
ゲスト :芸人 松元ヒロさん
ゲスト :ドキュメンタリー・ジャパン プロデューサー 橋本佳子さん
解説 :「報道特集」 金平茂紀キャスター
キャスター:壽老麻衣
【テーマ】
映画やテレビドラマ、舞台、バラエティー番組などで幅広く活躍した俳優の木内みどりさんが2019年11月18日に亡くなりました。69歳でした。2020年2月13日には「お別れの会」が開かれ、関係者と一般の方、合わせて約850人の方々が木内さんに思いを馳せました。俳優として、社会運動家として、一人の女性として、自由に生きた木内みどりさんについて、生前に親交があった芸人・松元ヒロさんと番組制作会社ドキュメンタリー・ジャパン、プロデューサーの橋本佳子さんに聞きました。
【放送後記】
私が木内さんに初めてお会いしたのは2018年の「ニュースの視点」の収録のときでした。とても気さくで優しい方でしたが、発する言葉は力強く、芯が通っていて真っ直ぐでした。空気を読むという行為が美徳とされる日本において、声を上げて自身の思いを伝えるという行為は、とても勇気のいることです。芸能活動をしているなら、なおさらのこと。そんな中でも木内さんは、俳優として、社会運動家として、一人の女性として、しっかりと声を上げることを大切にし、テレビ番組出演や本の執筆活動に加え、「木内みどりの小さなラジオ」というラジオも立ち上げました。そんな木内さんの突然の訃報には、驚きを隠せませんでした。今年も収録でお会いできたらいいなと思っていた矢先での悲報でした。「木内さんの行動力、勇気は本当にすごかった。そして、木内さんの裏表のない真っ直ぐさは、私たちの背中を押してくれるような力強さがあった」今回の収録中、一番共感し、印象に残った言葉です。木内さんは亡くなりましたが、「木内みどりの小さなラジオ」は、今もインターネットを通じて聴くことができます。木内さんの遺した、優しく、力強いメッセージの数々。皆さんもぜひお聴きください。
(壽老麻衣)