ニュースの視点

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2020年01月22日放送

#2565「イスラム国」元戦闘員刑務所を取材

解説   :フォトジャーナリスト 安田菜津紀さん
キャスター:金井憧れ

【テーマ】
トルコによるシリア侵攻やアメリカとイランの対立など、緊張した状況が続く中東情勢。
混乱によって生じた「力の空白」地帯では、「イスラム国」が復活しつつあることが指摘されています。また問題となっているのが、刑務所に収容されている元戦闘員やその家族をどうするのかという問題。出身国に送還するという話もありますが、テロなどが懸念される中、決して容易ではありません。「イスラム国」元戦闘員が収容されている刑務所やその家族がいるキャンプを取材したフォトジャーナリストの安田菜津紀さんに「イスラム国」の現状や「送還問題」について話を聞きます。
【放送後記】
安田さんが取材したシリア北東部にあるクルド人が管理する刑務所には、欧米から東南アジアまで幅広い国籍の人たちが収容されています。環境は決していいとは言えず、学校の教室ほどの広さに150人ほどが詰め込まれ、放置された病人がうつろな目をして横たわる映像には衝撃を受けました。取材にあたっては「バグダディ容疑者が殺害されたこと、トルコが攻めてきたこと」は絶対に言わないよう厳重に注意されたそうです。キャンプではいまだに「イスラム国」の思想に傾倒している人がいる一方で「騙された、国に帰りたい」と後悔を口にするフランス人女性もいました。“「イスラム国」で生まれた子ども”をどうするかなどの問題も山積しています。勝利宣言から2年。「イスラム国」をめぐる問題はいまだ終わっていない、そう改めて痛感させられる安田さんの取材でした。(金井憧れ)

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