2020年02月11日放送
#2567「アジアの映像制作最前線〜21st DigiCon6 ASIAによせて〜」
ゲスト :ポリゴン・ピクチュアズ代表 塩田周三さん
キャスター:金井憧れ
【テーマ】
アジアの14の国と地域から優れたコンテンツクリエイターを発掘することを目的としてTBSが主催する短編映像コンテスト「DigiCon6ASIA」。アジアのナンバーワンを決めるアワードが2019年11月に初めての海外となる香港で開催されました。今回はどんな作品が選ばれたのか、また、アジアにおける映像制作の最前線について聞きます。
【放送後記】
私がこのテーマを特集するのは3年目。毎年どのような作品が各国代表として選ばれ、そしてどれがアジアのナンバーワンになるのか、ワクワクしながら取材をしてきました。一回見ただけで忘れられなくなる作品、見るたびに発見があり何度も見たくなる作品、日常生活の中であるシーンが頭に浮かぶ作品…。今回も、バラエティー豊かな、それぞれの国の個性を生かした作品がたくさん集まりました。私のお気に入りは実写とアニメーションを組み合わせた、見た後にほっこりするインドネシアの作品「Ani and The Reversed Time」です。全ての時間が逆に流れている世界をAniが歩き回っているうちに森の中へとたどり着き、ある出会いを果たす物語。見る人によっていろいろな見方があると思いますが、最後にキュンとする場面もあり、優しい気持ちになりました。2018年の作品の中でも、インドネシアのクリエイターさんの作品がクリエイティブではっきりと記憶に残っています。個人的には、日本はもちろんですが、インドネシアから生まれる映像作品も、とても楽しみにしています。アジアの映像技術は日進月歩。この3年間でも大きく変貌しています。今後、どのようなクリエイターが出てくるのでしょうか。早くも次回のことが待ち遠しくなってきました。(金井憧れ)