ドキュメンタリー「解放区」

ドキュメンタリー「解放区」 毎週(木) 午後11:00~深夜0:00 CS放送では終了しました

令和の今と未来を感じる新時代のドキュメンタリー番組。
「日本で今、何が起こっているのか!?」「私たちの周りで今、何が起こっているのか!?」
切り口、テーマ、手法を問わず、日本全国の今に切り込み、調査報道から史実、人間、動物ドキュメントなど、様々なドキュメンタリーをお届けします。

2022年2月放送

2022年2月3日放送

恥ずかしながら ~残留日本兵 横井庄一と妻

地上波2021年12月5日OA
製作:CBCテレビ
取材:竹田章悟
企画・構成・統括:大園康志

【内容】
1972年1月。グアム島のジャングルで元日本兵が現地の人に保護された。
陸軍軍曹・横井庄一(56)だった。一人戦争を続けていたのだと言う。
1941年12月開戦の太平洋戦争は、1945年に終結。
日本は敗戦から復興への道を歩み、世界第2位の経済大国となっていた中で、横井は「恥ずかしながら生きながらえておりました」と帰国。世界中に衝撃を与えた。
なぜ28年もの間、ジャングルで生き延びることが出来たのか?
取材は28歳の記者。
妻・美保子さんは、現在93歳。
「恥ずかしながら」に込められた夫の思い、平和への思いを開戦80年の年に語る。

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2022年2月10日放送

学知と骨

地上波2021年12月19日OA
製作:MBS毎日放送
ディレクター:津村健夫

【内容】
明治から昭和にかけて北海道や沖縄などの墳墓から人骨の発掘・収集が行われ、大学などに研究材料として人骨が保管された。中には、地域の人々の意にかかわらず集められたものも含まれていたと見られている。

沖縄県今帰仁村(なきじんそん)にある百按司(むむじゃな)墓は、海に面した崖の中腹にある。1920年代から1930年代にかけて、京都帝国大学に属する研究者が墓から人骨を持ち去り、少なくとも26体を今も京都大学が保管していることが分かっている。

2018年、沖縄の人々から京都大学に対して「琉球民族遺骨返還訴訟」が起こされた。京都大学は「当時の人骨収集は適切だった」として返還を拒否し、裁判は今も続いている。

はたして人骨は誰のものなのか。番組では、沖縄の歴史や墳墓の特性などを取材して、問題の経緯を伝えるとともに、琉球・沖縄に対する過去の植民地主義的な政策が、現在にどのように影を落としているのかについても探る。

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