ドキュメンタリー「解放区」

ドキュメンタリー「解放区」 毎週(木) 午後11:00~深夜0:00 CS放送では終了しました

令和の今と未来を感じる新時代のドキュメンタリー番組。
「日本で今、何が起こっているのか!?」「私たちの周りで今、何が起こっているのか!?」
切り口、テーマ、手法を問わず、日本全国の今に切り込み、調査報道から史実、人間、動物ドキュメントなど、様々なドキュメンタリーをお届けします。

2022年7月7日放送

One Day ~ミャンマー 忘れられた闘い~

地上波2022年5月1日OA
製作:TBSテレビ
ディレクター:日下部正樹

【内容】
2021年2月1日。ミャンマーの人々が軍事政権との長い闘いの末、築きあげた民主的で自由な社会は軍のクーデターによりわずか1日で崩壊した。

誰も予想しなかった事態だった。民主化運動を率いてきたアウンサンスーチーさんをはじめ与党関係者は一斉に拘束された。市民は一斉に街に出て抗議の声をあげた。軍は市民を「テロリスト」と呼び、銃口を向けた。

クーデターから1年。ミャンマーの情勢は国際ニュースでもほとんど取り上げられることは無くなった。だが市民の闘いは続いている。

軍の激しい弾圧にも関わらず、若者たちは自由で民主的な社会を取り戻すため様々な形で闘っている。ある者は少数民族の武装勢力の力を借り、これまで触ったこともなかった銃を手に取った。ある者は怒りを音楽にのせ世界に向け配信し続けている。

彼らが一様に求めるのは国際的な支援だ。しかし国際社会の反応は鈍い。戦闘の最前線にいる22歳の女性は、「ウクライナには国際社会から支援があるのに。武器でさえ堂々と支援されているのに。悲しくて。自分たちで解決するしかないと言い聞かせている」と孤立感をにじませた。

それでも彼ら彼女らはミャンマーの現実を知ってもらおうとSNSを駆使して国際社会に訴える。銃声響く戦場から、あるいは当局の追及を逃れながら、多くの若者たちが私たちのインタビューに応えた。
「ミャンマーの事を忘れないで欲しい。」

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2022年7月14日放送

"日本人拉致告白"から30年 金賢姫が語る北朝鮮の実態

地上波2021年6月20日OA
製作:TBSテレビ
演出 プロデューサー:武石浩明

【内容】
「警察が出した写真を見た瞬間、恩恵(うね)先生だとはっきり思いました。」

30年前、日本人拉致被害者の存在を明らかにした衝撃の記者会見が行われた。会見をしたのは北朝鮮の工作員だった金賢姫(きむひょんひ)元死刑囚。1987年、乗客乗員115人が犠牲となった大韓航空機爆破事件の実行犯である。北朝鮮で自らが日本語の教育を受けた女性・“李恩恵(りうね)”が、日本人拉致被害者だったと証言。そしてこの女性が、拉致被害者の田口八重子さんと判明したのだ。金元死刑囚は、北朝鮮の「招待所」と呼ばれる居住施設で、田口さんと1年8か月に及ぶ共同生活を送っていた。さらに金元死刑囚は、拉致被害者の横田めぐみさんとも面会した事実を明かした。そのとき、めぐみさんはある歌を歌ったという。

TBSは、金賢姫元死刑囚に、合計30時間以上に及ぶ密着取材を行い、彼女が18歳の時に工作員に選ばれたあと、過酷な訓練や日本人に成りすますための教育を受けながら、テロリストに変貌させられていく姿を追い続けた。金賢姫元死刑囚が語った知られざる北朝鮮工作員の実態とは。

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