ドキュメンタリー「解放区」

ドキュメンタリー「解放区」 毎週(木) 午後11:00~深夜0:00 CS放送では終了しました

令和の今と未来を感じる新時代のドキュメンタリー番組。
「日本で今、何が起こっているのか!?」「私たちの周りで今、何が起こっているのか!?」
切り口、テーマ、手法を問わず、日本全国の今に切り込み、調査報道から史実、人間、動物ドキュメントなど、様々なドキュメンタリーをお届けします。

2021年10月放送

2021年10月7日放送

日本のアート業界の現在地

地上波2021年8月1日OA
製作:TBSテレビ
ディレクター:豊田和真

【内容】
世界のアートの市場規模は約5兆円(※1)といわれる中、日本のアートの市場規模は約2360億円(※2)とまだまだ小さい。しかし、そんな日本のマーケットが活気を帯びてきた。

日本のアート業界では、どのような人や組織が活躍しているのか、今後、日本のアート業界はどのように成長をしていくべきなのか?

世界3位の経済規模を持ちながら、国内のコレクターが育っていないことや、海外と比べて美術品を寄付した際の税制で劣るなど、課題が山積している。

業界をリードしているアーティスト、コレクター、ギャラリスト、キュレーター、オークショニアたちに、日本のアート業界の現在地、アジアのアートハブになるための課題などを尋ね、日本のアート業界の未来を探る。

【出演者】
石井孝之、片岡真実、川崎祐一、杉本博司、関寿尚、高橋龍太郎、塚田萌菜美、寺瀬由紀、額賀古太郎、長谷川祐子、松山智一、山口歴 ※五十音順

※1 出所「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2020」
※2 出所「日本のアート産業に関する市場レポート2020」 アート東京/芸術と創造

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2021年10月14日放送

李鶴来(イ・ハンネ) 不条理と闘った男

地上波2021年8月15日OA
製作:TBSテレビ
ディレクター:日下部正樹

【内容】
【不条理】物事の筋道が通らないこと。道理に合わないこと(広辞苑)

不条理と闘い続けた韓国籍の男性が96年の人生に幕を下ろしました。李鶴来(イ・ハンネ)さん。
植民地下の朝鮮に生まれ、太平洋戦争では捕虜収容所の監視員を務め、戦後、BC級戦犯として一度は死刑判決を受けます。当時22歳の若者が日本軍の戦争犯罪の一端を担わされたのです。

その後減刑されますが日本政府の対応は不条理なものでした。
日本人として戦争責任を問われ裁かれながら、日本国籍がないことを理由に当然受けるべき援護から排除されたのです。

「都合の良い時は日本人 都合の悪いときは朝鮮人」

李さんの残した言葉です。李さん自ら味わった不条理を見事に表した言葉です。

李さんは60年以上にわたって戦犯の汚名を着せられた同胞たちの名誉回復と補償を求めて闘ってきましたが、不条理は解消されませんでした。

戦後76年。李鶴来さんの死によって日本人、そして日本という国家は戦争に自らけじめをつける機会をまた失ってしまいました。

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