ドキュメンタリー「解放区」

ドキュメンタリー「解放区」 毎週(木) 午後11:00~深夜0:00 CS放送では終了しました

令和の今と未来を感じる新時代のドキュメンタリー番組。
「日本で今、何が起こっているのか!?」「私たちの周りで今、何が起こっているのか!?」
切り口、テーマ、手法を問わず、日本全国の今に切り込み、調査報道から史実、人間、動物ドキュメントなど、様々なドキュメンタリーをお届けします。

2021年8月放送

2021年8月5日放送

「香港2020」 ―そして弾圧が始まった―

地上波2021年6月6日OA
制作:TBSテレビ
ディレクター:日下部正樹

【内容】
2019年。
香港で繰り返された大規模な抗議運動をなんと呼べばいいのだろう。
間違いなく香港の歴史に残る出来事だったが、
2014年の「雨傘運動」あるいは台湾の「ひまわり運動」のような名前はまだない。

それは一連の事態がまだ継続していて客観的な評価が難しいからかもしれない。

そして2020年。
市民たちの抗議活動に怒りと恐怖を覚えた北京政府は香港の直接統治に乗り出す。

「香港政府には任せておけない。こうなったら直接おさえこんでやる。」
これが20年6月に施行された香港版国家安全法の正体だ。

法律の施行とともに「一国二制度」は終わりを告げ、
民主活動家に対する激しい弾圧が始まる。

新型コロナを理由に香港入りが制限される中、
取材はネットを通じて行うしかなかった。
身の危険を感じながらも多くの民主活動家が我々の取材に応じてくれた。

彼ら彼女らが口をそろえて我々に訴えたのが
「香港で起きている事を見守り続けて欲しい」と言うことだ。

その声に応えるべく2020年の動きをまとめてみたい。
ネット越しでも弾圧の過酷さが伝わるはずだ。
取材に応じてくれた彼ら彼女らの多くがいま獄中にいる。

「名前のない抗議運動」はいま過酷な試練に直面している。

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2021年8月12日放送

"日本人拉致告白"から30年 金賢姫が語る北朝鮮の実態

地上波2021年6月20日OA
制作:TBSテレビ
演出 プロデューサー:武石浩明

【内容】
「警察が出した写真を見た瞬間、恩恵(うね)先生だとはっきり思いました。」

30年前、日本人拉致被害者の存在を明らかにした衝撃の記者会見が行われた。会見をしたのは北朝鮮の工作員だった金賢姫(きむひょんひ)元死刑囚。1987年、乗客乗員115人が犠牲となった大韓航空機爆破事件の実行犯である。北朝鮮で自らが日本語の教育を受けた女性・“李恩恵(りうね)”が、日本人拉致被害者だったと証言。そしてこの女性が、拉致被害者の田口八重子さんと判明したのだ。金元死刑囚は、北朝鮮の「招待所」と呼ばれる居住施設で、田口さんと1年8か月に及ぶ共同生活を送っていた。さらに金元死刑囚は、拉致被害者の横田めぐみさんとも面会した事実を明かした。そのとき、めぐみさんはある歌を歌ったという。

TBSは、金賢姫元死刑囚に、合計30時間以上に及ぶ密着取材を行い、彼女が18歳の時に工作員に選ばれたあと、過酷な訓練や日本人に成りすますための教育を受けながら、テロリストに変貌させられていく姿を追い続けた。金賢姫元死刑囚が語った知られざる北朝鮮工作員の実態とは。

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