ドキュメンタリー「解放区」

ドキュメンタリー「解放区」 毎週(木) 午後11:00~深夜0:00 CS放送では終了しました

令和の今と未来を感じる新時代のドキュメンタリー番組。
「日本で今、何が起こっているのか!?」「私たちの周りで今、何が起こっているのか!?」
切り口、テーマ、手法を問わず、日本全国の今に切り込み、調査報道から史実、人間、動物ドキュメントなど、様々なドキュメンタリーをお届けします。

2021年7月放送

2021年7月1日放送

永遠の平和を あるBC級戦犯の遺書

地上波2021年5月2日OA
制作:RKB毎日放送
ディレクター:大村由紀子

【内容】
1945年、日本はポツダム宣言を受諾し敗戦した。宣言の中には「戦争犯罪人を処罰する」ことが盛り込まれていた。東京裁判によってA級戦犯7人が絞首刑になったが、捕虜虐待などの罪を問われ、連合国各国の軍事法廷で裁かれたBC級戦犯は、合わせて920人が処刑されている。

アメリカの第8軍による横浜のBC級戦犯裁判では53人の死刑が確定し、スガモプリズンで執行された。そのうちの1人、藤中松雄は現在の福岡県嘉麻市の出身だ。太平洋戦争開戦直後、20歳で召集され海軍に入隊。終戦の年の4月、沖縄県の石垣島で米兵捕虜3人の処刑現場に立ち会うことになる。連日、空襲が続く中、撃墜された米軍爆撃機から脱出した搭乗員3人に、「亡くなった戦友の仇討ち」が行われたのだ。

亡くなってから70年経って、藤中松雄の法廷での姿が初めて確認された。妻と二人の幼い息子を残し、28歳で命を絶たれた青年が遺した言葉を伝える。

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2021年7月8日放送

ほっとけへん ~にしなり☆こども食堂の日々~

地上波2021年5月16日OA
制作:MBS毎日放送
ディレクター:木村富友佳

【内容】
川辺康子さんは、大阪市西成区の団地で「こども食堂」を運営しています。週に3回、開く「こども食堂」には、赤ちゃんから大人まで40人ほどが来て、いつも賑やか。食事は、全て無料です。

長い間、親や子をサポートしてきた川辺さんはいま、新たな取組を始めようとしています。食事を提供するだけでは、根本的な解決にならないと実感したからだそうです。家を借り、子どもや親と同居しながら生活の立て直しを図る計画。共同生活を始めたのは、およそ1年前から「こども食堂」に通う親子。母親は、夫からの暴力を受け、シェルターを転々としてきました。不安からか、睡眠導入剤や精神安定剤の服用が止められません。息子は、小学4年生。生活習慣が乱れ、小学校は休みがちです。親子と始めた川辺さんの取り組みですが…。

自らの生活を顧みず、こども食堂に集まる人たちを温かく見守る川辺さんの日々を見つめます。

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