みなさまへご報告です。
このたび、3月30日をもって
TBS NEWSを卒業することになりました。
3年間、本当に多くの経験を
させてくれたTBS NEWS。
日々世界中でこんなにも
たくさんの出来事が起きているのかと
驚くことばかりでした。
参議院選挙やアメリカ大統領選挙
東日本大震災の特番、
思えば、令和に元号が変わる瞬間も、
スタジオでした。
喜ばしいニュースを、
速報でいち早くみなさんに
お伝えできるというのも
24時間ニュースチャンネルならではだと
日々刺激を感じていました。
また、大好きな日本酒の取材にも
たびたび行かせていただきました。
「わたしのヒトリゴト」を中心に、
都内の醸造所にお邪魔して
酒造りのようすを見せてもらったり、
酒器作りをしたり。
もちろん、
楽しいことばかりではなかったです。
特に災害報道では、
もっと呼びかけられることが
あったのではないか。
果たしてこれでよかったのだろうか。
自分のひとことで被害が
もっと減らせたのではないか。
そんなの、おこがましいことかもしれません。
でも、地震や台風のたびに、
放送が終わっては
いつも自問自答していました。
私自身、東日本大震災を
岩手で経験しています。
伝えなければならないこと、
教訓がたくさんあります。
繰り返さないために、
自分が見聞きしたことを伝えたい、
そう思ってこの番組を
志したことを覚えています。
いまでもその思いは変わりません。
つい先日、10年たった「いま」を
実感する機会がありました。
東北レジリエンスという
震災復興企画でお話を伺った、
宮城・石巻出身の板倉凱士さん(写真中央)。
津波で母を亡くしながらも、
後世に残さなければという思いで
自分の経験を語り継いでいます。
板倉さんの姿を見て、
自分にできることは
この先も伝え続けていくことなのだと
改めて強く感じました。
3年間、TBS NEWSを通して
本当に多くのニュースを伝えてきました。
欠勤もなく元気に勤めきったこと、
誇りに思います。
最後の勤務は、
3月30日の17時からの予定です。
応援してくださったみなさま、
ありがとうございました。
これからも、きっとどこかで
なにかのメディアを通じて
みなさんのお目にかかることが
あると思います。
その日まで、どうぞお元気で!!!