2026年8月6日
特別HR「戦争をしないために〜メディアと考える情報リテラシー〜」

日本は終戦81年を迎えていますが、世界ではまだまだ戦争がなくなりません。
そこで「戦争をしないために〜メディアと考える情報リテラシー〜」と題し、「戦争をなくすことはできるのか?」「戦争とフェイクニュース」などをテーマに掲げ、埼玉県立日高高校に向けオンラインで平和教育を実施しました。
講師は国際報道畑で実績を積み、多くの紛争地を取材した秌場聖治記者が、進行役(兼講師)は山本恵里伽アナウンサーが務めました。
教材は、秌場記者が取材した「ウクライナ侵攻3か月 激戦地取材」(報道特集 2022年)や、終戦間際に起きたアメリカ人戦争捕虜への「タガの外れた」暴力を取り上げた「立川憲兵隊事件」などのニュース映像を使いました。
「何故、戦争はしない方がいいのか?」「何故、戦争は始まるのか?」「戦争を無くす為に必要なこととは?」「戦争とヘイトスピーチ、フェイクニュースの負の連鎖」について、高校生達の意見を受け止めながら、話を深めました。

講座終了後に生徒達に感想を求めると・・・
「今、こうして特別HRを受けている間にも世界のどこかでは戦争が起きていることを改めて認識しました。また現代では、外国人に対する悪いイメージがSNSで拡散することがあるけれど、それはあってはならないことだなと思いました。選挙に行くということも
(戦争のない未来を選び取るためには)大切だと思いました。また戦争は人格が崩壊してしまうこともあり、本当に恐ろしいなと思いました。」
「戦地ウクライナの秌場さんの取材映像から日本とは全く違い、建物が崩れ、市民が暗い顔で逃げまどっているのを見て、戦争の恐ろしさ悲惨さを改めて認識しました。市民へのインタビューの様子から環境が人に与える影響の大きさを知りました。
また戦争に巻き込まれた人々の気持ちを聞くことができ、広島と長崎に原爆が投下された8月6日、9日には必ず黙とうをしようと思いました。長崎の修学旅行で、戦争への理解を深め、人々の心から忘れられないように、努めなければと思いました。」
など、しっかりと答えてくれました。
秌場記者は、「紛争地で私が出会った市井の人たちの顔や声を、日高高生の皆さんに見たり聴いたりしてもらうことは、私にとっても特別な経験でした。戦争がもたらすものを感じて、戦争のニュースを目にしたときに、辛い思いをしている人たちのことを想像しても
らえれば」と思いを語りました。
山本恵里伽アナウンサーは
「私が取材した戦争PTSD(帰還した兵士が心を蝕み家庭内暴力やアルコールに依存するなど)は心が苦しくなるようなものでしたが、お話しさせて頂きました。
“戦争”は重いテーマですが、この特別HRをきっかけに自分ごととして考え、平和のために出来ることを、少しづつでも構いません。ずっと続けて頂ければと思っています。」と思いを重ねました。
