CSR

活動報告
社会貢献災害支援

2024年4月22日

心に花を咲かせよう合唱団〜心の復興コンサートin福島
能登半島地震復興への願いを込めて〜

3月16日(土)、一昨年帰還困難区域を解除された福島県大熊町に昨年開校した学校、「学び舎ゆめの森」にて、子ども達と一緒にコンサートを実施しました。

現地に戻られた住民の方々、生徒のご家族、そして暖かなまなざしで生徒を見守る教職員のみなさんと、合唱&親睦会を通して、心の交流をはかりました。
大熊町立「学び舎ゆめの森」は、新しい教育のかたちを実現している学校で、演劇や合唱を通して、表現することを学びとしているそうです。3月13日に、開校初の2名の卒業式は各メディアで取り上げられました。
これまで2回のワークショップを実施し、プログラムの表紙は生徒たちの手作りでみんなでこの日を迎えました。

心に花を咲かせよう合唱団30名が当日バスにて到着し、子供たちと和やかな中リハーサルを実施し、いざ本番へ。
学び舎ゆめの森の校歌(詩人・谷川俊太郎作詞)、春の小川、上を向いて歩こう、
見上げてごらん夜の星を、群青、故郷、そして合唱団結成からのオリジナル曲である、心に花を咲かせよう、未来行きの切符、翼になれ、ほか全12曲を披露。
合唱団と客席の間が近く、お互いに目が合うと感動で涙を流す場面も…

コンサート終了後、別室で来場者や生徒たちと交流会を開き、さらに親睦を深めました。
交流会が行われている間に、近くの高齢者グループホームの方々が車いすなどで多数集まり、第2部に突入しました。
特に上を向いて歩こうなどでは、みな手をたたきながら一緒に歌う場面も…

施設長・理事の石田さんが、「よく大熊町に来てくださった」とコンサート終了後、涙を見せながら私たちにねぎらいのお言葉をかけていただきましたが、逆に合唱団員みな勇気を頂き、感無量の瞬間でした。

朝7時に上野を出発し、ランチの時間も取れない状況で夕方17時にバスに乗りこみ、いの一番に美味しいお弁当を黙々と食べながら…
プロジェクトメンバー全員、福島原発と能登半島地震の一日も早く復興して頂きたいという思いを胸に帰京の途に着きました。

心に花を咲かせようプロジェクトは、2011年から活動を継続しており、これからも東北はじめ能登など被災された方々の心の復興を目的として、活動していく予定です。

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