2024年元旦、石川県能登地方を震源とする地震が起きました。

穏やかな正月のひと時、突然起きた最大深度7の揺れは大きな衝撃でした。
犠牲となられた方々に心からお悔やみ申し上げます。
精神面でも物質面でも一刻も早い能登の復旧・復興が叶うよう、お祈り申し上げています。

さて、11月の現場だよりは今年1月までの3か月分をまとめて掲載させていただきます。
現場だよりの掲載が大幅に遅れてしまったことをお詫びします。
この3か月はお陰様で、毎年多くのご応募をいただく時期で、私共TBSの出前授業スタッフも毎日大忙し。
多くの子どもたちの笑顔に囲まれ、皆さんと出前授業で、とても充実した日々を過ごしています。
今年関東地方では天候に恵まれ、春のように暖かい日も続き順調に進んでいます。
学校の先生方はストーブを焚きながら出前授業に必要な準備も万端に、暖かく迎えてくださいます。
いつも感謝でいっぱいです。

11月〜1月3か月間の実施校は以下の通りです。

11月

12月

1月

最近は新しくご応募いただく学校に伺うのはもちろんのこと、リピーターの学校も増えて、お馴染みの先生方に毎年お会いできることがスタッフにとっても楽しみになっています。
この3か月も半分ほどの学校が毎年ご応募いただく学校でした。先生が別の学校に異動されて申し込んでいただくケースもあります。机も椅子の配置まで我々がセッティングするように用意して、マイクやプロジェクターまで準備万端で待っていてくださいます。

今回は体験別に授業の様子をご紹介します。

【ニュース用語クイズ】
体験授業が始まると、子どもたちはいつも大きな目を真ん丸と見開き、少し興奮気味に参加してくれます。
授業の冒頭で行う「ニュース用語クイズ」は全問正解者にはプレゼントもあり、みんないつも張り切って参加してくれます。6問ほどのクイズにどっちが正しいか、二択で答えます。コロナ禍を経て最近は紙でなくタブレットを掲げて答えるパターンが新しい現象です。学校でもIT化が進んでいることを感じます。

【編集長体験】
6項目のニュースから3本を選んでラインナップを決める編集長体験も子どもたちが大好きな体験です。
『最近モノが高いから、絶対身近な物価のニュース！』、『世界が注目するから戦争のニュースは外せない！』『ほっこりするニュースは最後に！』‥・いろいろな意見が出てみんな編集長になり切ります。
ホワイトボードに各班ラインナップが出そろうと、代表して一人が各班から出て、なぜこのニュースが最初でこれが最後のニュースかという理由を各班なりに発表します。
「みんなで話し合って順番を決められたことが楽しかった。」
「決めたニュースの順番を大勢の前で発表することが楽しかった。」
後日アンケートでも、発表する際は恥ずかしそうだった子どもたちが、実はやりがいを感じてくれていたことを感じさせる声が多く届きます。子どもたちは、ニュースにとても関心があるようです。

【放送体験】
一方ディレクター・カメラマン・・キャスター・中継記者・予報士などニュース番組の役割を実際に体験する放送体験は代表の子どもたち20人〜30人しか体験できませんが、見ている子どもたちも仲間たちがニュースを放送する様子が面白く、普段画面で見られないカメラマンやディレクターの動きなど裏側をのぞくこともとても面白がってくれています。
また最近、休み時間などにはカメラやスイッチング機材、クロマキーなど技術的なことに興味を示すお子さんが多いことに驚きます。技術スタッフは大忙し。体験授業中も休み中も機材について解説する姿が目立ちます。

残りおよそ1か月あまりですが、今後も皆さんとお会いするのを楽しみに、スタッフ一同精一杯頑張ります！今後とも引き続きどうぞよろしくお願い致します。

TBS『出前授業』スタッフ一同