2024年1月23日
特別HR「多様性を尊重する社会づくり〜誰もが活躍できる世の中にする為に〜」
〜講師:パラリンピアンの実業家・初瀬勇輔氏&CSRプロモーター・高野貴裕〜

障害者差別解消法が改正され、令和6年4月1日より事業者に障がいのある方への合理的配慮が義務付けられます。
TBSは12月15日に神奈川県教育委員会指定のインクルーシブ推進校・川崎北高校に於いて、この社会ルールをきっかけに「障がいがある人もない人も誰もがチャレンジできる社会づくり」をテーマにオンラインで特別HRを実施しました。
講師はパラリンピアンで実業家の初瀬勇輔さんとCSRプロモーターの高野貴裕が務めました。
初瀬さんは中央大学法学部在学中に緑内障で中心視野を失い視覚障がいになりましたが、中学高校時代に携わった柔道を再開し、それ以降は北京パラリンピックなど様々な世界大会に出場しました。
2011年には、多様な個性の人がいきいきと暮らせる社会をつくりたいと、障がい者雇用のお手伝いをする会社、(株)ユニバーサルスタイルを創設しました。柔道家としては実績を重ねたものの、エントリーシートの時点で100社以上落ちたこともきっかけの一つだそうです。

「多様な個性の人がいきいきと活躍できる社会づくり」について、生徒達は、
“それぞれが他人の考えや主張を認め合い、それが自分と合わなくても否定しないことが
大事です。“
“皆と違うからとか、常識とか、当たり前とか思いこまないようにする。”
“一人一人が自分らしくいられる環境づくりが大事です。”
“若い頃から色々な人と交流すること”など活発な意見が寄せられました。
特別HRを終え、初瀬さんは「これからの日本を創るのは高校生始め若い人達です。そんな彼らと向き合えた時間は充実し楽しかったです。皆、共生社会の実現について考えていることを実感し、頼もしく感じました。また高野さんのリードは安定感があり安心でした。またこのような場を持ちたいと思いました。」と感想を述べました。
CSRプロモーターの高野は「“多様性を尊重する社会づくりを高校生達と考える”にあたり、是非、初瀬さんとタッグを組みたいと思い、依頼しましたが忙しい中、引き受けて下さり感謝しています。初瀬さんの話は、私自身も勉強になりました。高校生達も事前学習含め、しっかりと向き合ってくれたので嬉しかったです。」と思いを重ねました。
