CSR

活動報告
教育社会貢献

2024年1月10日

特別HR「多様性を尊重する社会づくりについて考えよう!」
〜講師 全盲の大胡田誠弁護士&土井敏之アナウンサー〜

TBSは神奈川県教育委員会のインクルーシブ教育(特別支援級を作らず、障がいのある生徒もない生徒も同じ教室で学ぶ教育方法)に協力し、10月5日に県立城郷高校に於いて、特別HR「多様性を尊重する社会づくりを考えよう!」を実施しました。
講師陣も生徒達同様、インクルーシブスタイルで、全盲の大胡田誠弁護士と土井敏之アナウンサーが務めました。

前半コーナーは「大胡田弁護士に聞いてみよう!」と題し、生徒達の質問に大胡田弁護士が答えました。
“全盲なのに弁護士を目指した理由は何ですか?”“何度も司法試験に落ちたのにあきらめなかった理由は何ですか?”“勉強方法は晴眼者と違うと思いますが、どのように勉強したのですか?”“私はできれば小説家になりたいです。そのために時間かけたいのですが、親に迷惑をかけたくないという気持ちがあります。人生において夢は、諦めずに時間をかけて努力すべきでしょうか?”など様々な質問が飛び交いました。

後半コーナーは「多様性や個性を尊重する社会づくりを実現するのはどのようにすれば良いのか」について、各クラスで事前学習をし、代表の生徒が当日の特別HRで発表しました。「相手を理解し、自分を理解してもらう為のコミュニケーションが大事だと思います。」「普通はこうだ。普通はこうするはず。など狭いカテゴリーで、相手をジャッジしないことが、多様性や個性を尊重する社会づくりに繋がると思います。」など、真摯に意見を述べる姿が印象的でした。

特別HRを振り返り、大胡田誠弁護士は「高校生達が熱心に向き合ってくれて嬉しかった。日本の未来に希望を持てた。また土井アナウンサーのリードしてくれたので、私も話しやすかったですし、生徒達も、リラックスして発言できたと思います。」と語り、
土井アナウンサーは「高校生達が未来を拓く上で、何か一つでもヒントになれば幸いです。生徒達が、誰一人メモを見ず、自分の言葉で発言する姿に感心しました。大胡田弁護士に、リラックスして話せたと労って頂き、嬉しかったです。」と思いを重ねました。

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