職業体験シリーズも、8月7日には「現場リポートを体験しよう！」と、放送局でも重要な役割を担う報道の仕事を学び実践するカリキュラムを実施しました。

講師は、「Nスタ」の小川慎デスク。日々のニュースがどう制作されているか、また、デスクという仕事はどんな動きをしているのか、説明。さらに、映像取材部の倉上僚太郎カメラマンが、参加者の高校生に一番近い“若手”として登壇。「テレビは映像が大事なんですよ」と語りかけました。

参加者は、プロが使っているカメラを担いで、プロの現場の「重み」も実感、この後、いよいよ実習です。小川デスクの出したリポート課題は、「きょうの暑さ」。小道具として寒暖計を使って、映像にできない“暑さ”をどう伝えるか、放送センターの外に飛び出して、猛暑の中での体験です。数々の現場からリポートしてきた経験を持つ小川デスクからは、「正解はない。自分の視点で、お茶の間の視聴者に分かりやすく伝えて！」とアドバイス。カメラマンと相談して、カメラワークを工夫したり、それぞれ個性的なリポートが完成しました。

リポートの模様は収録され、部屋に戻って、みんなで試写。それぞれが個性的で、拍手や歓声が沸き起こって、暑さも吹き飛ぶ盛り上がり。この後、Nスタのオンエアも見学。日頃、「ニュースを見る」視聴者としての高校生が、「ニュースを伝える」立場を体験して、「ニュースを実感する」夏休みの4時間となりました。