2022年10月25日
オンライン特別HR「社会ルールで考える共に生きる力」を実施しました
〜全盲の大胡田誠弁護士とTBS中島風コンプライアンス部長が講師に〜

TBSは10月17日に高校生を対象に「社会ルールで考える共に生きる力」を実施しました。講師は全盲の大胡田誠弁護士と中島風コンプライアンス部長が務め、司会進行は秋沢淳子CSR推進部長が務めました。
内容は「高校生が変えたいと思う社会ルール」「不正やハラスメントの内部通報」「成年年齢引き下げについて」「デジタル暴力」「LGBTについて」など社会ルールを軸に講師と生徒が対話しました。
一連のテーマは高校生がクラスで事前学習した上で当日、講師陣の前で発表しました。
「高校生が変えたいルール」については、“(性差問わず)スカートでもズボンでも自由に選べる校則にして欲しい。”“髪染禁止の校則を変えたい”など校則に関しての意見が多く上がりました。
「成年年齢引き下げについて」は親の同意なく契約や資格取得が可能になる事に関し、“自由を得たことは嬉しいが、その分、責任の重さも感じる”といった発言が目立ちました。
「LGBTについて」は“多様性を受容する社会を実現するためには、LGBTや障がいの有無など、特別な事と捉えず、皆が当たり前と思う意識が大切。”という意見が印象的でした。

特別HRを終え、中島部長は「多様性を尊重する社会づくりについて、高校生のみなさんがしっかり考えていたことに感銘を受けました。またその他のテーマについても、皆、率直に意見を述べてくれたことが嬉しかったです。」と語り、大胡田弁護士は「LGBTや多様性の受容に関し、私の学生の頃より若い人の意識が進み、頼もしく感じました。」と思いを重ねました。
検索すれば、すぐに答えが出る時代ですが「TBS特別ホームルーム」は大人(講師陣)と中高生が、共に社会問題と向き合うことを目的としています。
尚、この取り組みは 文部科学省「令和3年度 青少年の体験活動推進企業表彰」に於いて審査委員会奨励賞を受賞しました。
次回は11月に「ニュース報道で養う共に生きる力」(仮)を実施予定です。
