2022年4月22日
出前授業 現場だより 2022.1月号

2022年1月の授業は以下の4校で実施しました。
2022/01/14(金) 川口市立東本郷小学校 講師:高野貴裕TBSアナウンサー
2022/01/18(火) 川口市立領家小学校 講師:鳥越雅子アナウンサー
2022/01/25(火) 江東区立第二砂町小学校 講師:小倉弘子TBSアナウンサー
2022/01/27(木) 狛江市立狛江第三小学校 講師:鳥越雅子アナウンサー
2022年が明けました。オミクロン株が不気味な影を…今月も途中までリアル体験授業を実施していましたが、途中で感染の急速な拡大に伴い「まん延防止等重点措置」が実施され、オンライン授業に切り替えざるを得ない状況となりました。学校の先生方もオンライン授業や分散登校など、様々にご苦労されているようです。
感染の収束でリアル授業が復活することを祈っています…。
14日(金)川口市立東本郷小学校
講師:TBS高野アナウンサー
以前にとても楽しい出前授業だったということで、応募して頂きました。
校長先生も楽しみと授業に顔を出して下さいました。
はじめは「ニュース用語クイズ 正しいのはどっち?」という二者択一クイズでみんなの緊張を解きます。3問目の「キューピッド」か「キューピット」かを尋ねる質問で全員が不正解、みんな本当にがっかりしていました。とは言え、5問全問正解でも不正解でも大いに盛り上がり、東本郷小学校の“熱さ”を感じます。
「編集長体験」では、みんなとても早く答えを作ってくれました。放送は時間との闘いという言葉に奮起してくれました。各班の代表がニュースを3つ選んだ理由と並べた理由を話します。ある班の代表の男の子は前へ出たものの、緊張からか全く話が出来なくなりました。無言の時間が30秒くらい続いたでしょうか、そこへ同じ班の女の子が駆け付け一生懸命にアドバイス、男の子は何とか喋ることが出来るようになりました。
放送は時間に縛られると同時にチームワークが求められます。この体験を通じてみんなで作る楽しみを感じてもらえたのではないでしょうか。
高野アナウンサーの名調子で無事授業が終わり、美味しいおせんべいまで頂いて帰りました。お気持ちは有難いですが、あまり気を遣わないでください。ご馳走様でした!

18日(火)川口市立領家小学校
講師:鳥越雅子アナウンサー
リアル体験授業が再開出来た!と思ったのもつかの間、東京の新規感染者数は急速な増加が続き、21日からまん延防止等重点措置実施となり、これに合わせ出前授業もこの日以降再びオンライン実施に切り替わりました。残念ながらこのままいくと、こちらの学校が21年度最後のリアル体験授業となりそうです。リアル実施では感染対策に充分な用意が必要となるため、こちらの学校とも昨年末から人数に合わせたソーシャルディスタンス確保のための場所のご相談や実施上の様々な注意点の確認を入念にやらせていただきました。
年が明けると先生からは生徒の皆さんが「ワクワクして出前授業を待ち望んでいます!」などご連絡をいただき、こちらもお会いするのを楽しみに準備を進めました。
こちらもおかげさまで毎年伺わせていただいている学校ですが、今回は放送体験の中継を外に出て実施出来るようにするため、これまでと実施場所を変更し体育館を使わせていただきました。

今回、「放送体験」は中継記者が外から中継で伝えるためこれまで以上にリアルな体験になったようです。カメラを持った生徒さんからは「重くてビックリ!」などやってみなくては分からない感想がありました。「編集長体験」では時間制限がある中、みんなで意見を出し合いながら「6本のニュースから3本選ぶ作業が意外と大変だ!」と実感されたようで、自然と声も大きくなります。積極的に発言するお子さんが目立ち、楽しみにしていてくれたことが良くわかりました。また「ニュース用語クイズ」や「クロマキー体験」はニュース体験とは違ったみんなで遊べる楽しさがあります。「クイズやクロマキー体験が面白かった!」という感想を多くいただきました。

25日(火)江東区立第二砂町小学校
講師:TBS小倉アナウンサー
今回は残念ながらリモート型の授業となりましたが、TBS小倉アナウンサーの母校第二砂町小です。小倉さんは母校への授業は3回目だそうです。さすがに生まれ育った土地に詳しく、近所のパン屋さんやスーパーを話題に出して子どもたちを引き付けます。リモート授業でも母親でもあるお母さんアナウンサーらしく、噛んで含めるようにやさしく進行しました。

メインの編集長体験は、今回身近なニュース項目が多かったせいか、マクドナルド、ワカサギ、パンダのニュースが大人気、政治経済よりも「平和な内容だから」と自分たちに関心のある小学生らしいニュース選びが目立ちました。
この作業は、チームを組んだみんなで意見をぶつけることが大事です。正解はありません。
最後の質疑応答では「どんな有名人に会いましたか?」アナウンサーは「どんな気持ちでニュースを読みますか?」と質問をぶつけてくれました。
小倉アナも「リモートなので喋り手の話力が問われますよね。緊張しながら臨みました。」とほっとしながら話していました。

27日(木)狛江市立狛江第三小学校
講師:鳥越雅子アナウンサー
こちらもお馴染みの学校で、“リアル”で伺って久しぶりに先生はじめ生徒の皆さんにお会いできることを楽しみにしていました。しかし残念ながらオンラインしかできない状況でした。
オンラインながらも「編集長体験」をした感想としては「ニュース番組への理解が深まった」、「ニュースに関わる仕事への興味がわいた。」「本物の編集長になったようで楽しい」、など嬉しい感想を沢山いただきました。
面白かったのは、編集長体験でやはり気になるコロナ関連のニュースがトップに並ぶ一方で、半数の班があげたのがマックのポテトに関するニュースだったことです。子どもさんなりに身近なニュースに興味が集まることが、とても興味深かったです。

今月は期せずして途中からリアル体験からオンライン体験に切り替わらずを得なくなり、とても残念でした。やはり皆さんと直接お会いして“体温”を感じながら出前授業を実施する楽しさを改めて感じさせられました。少しでも早く“終息”の時が訪れることをスタッフ一同心から願っています。
CSR推進部『出前授業』担当一同