CSR

活動報告
国際貢献

2021年12月17日

特別ホームルーム「中東アフリカ紛争で養う共に生きる力」
~講師陣は全盲のアブディン・モハメド氏と村瀬健介記者~

TBSは12月17日にオンライン特別ホームルーム「中東アフリカ紛争で養う共に生きる力」を高校生に向け実施しました。講師は全盲のスーダン人で元学習院大学政治学教授のアブディン・モハメド氏と2015年~2019年まで中東支局長を務めた村瀬健介記者です。
司会進行は秋沢淳子CSR推進部長が務めました。
教材は主に村瀬記者が中東支局長時代に取材した「ギリシャレスポンス島に到着したアフガニスタン人の難民」「イスラム過激派思想の男性インタビュー」などのニュース映像や自身のドキュメンタリー映画「影の戦争アメリカと中東の戦乱十五年」などを使用し「差別や分断なき平和な世の中」について話をしました。難しいテーマではありましたが、8月にタリバンがアフガニスタンを掌握したこともあり生徒達の真剣な眼差しが印象的でした。また重いテーマの合間に「アラビア料理紹介コーナー」「アラビア語由来の日本語コーナー」などを設け和む場面もありました。

特別ホームルームを終えたアブディン氏は「私もスーダン内戦で多くの大切な人を亡くしましたが、未来を拓くために日本に来ました。これを機会に平和について考えてくれれば嬉しいです。世界史に興味を持ったのでは?」と話しています。
村瀬記者は「「高校生が中東を遠い世界として捉えるのではなく身近に感じて欲しい。紛争や内戦そして難民問題など人間共通のテーマを普遍的な視点で捉え“世界平和”について考える場になったのであれば幸いです。」と思いを重ねました。

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