CSR

活動報告
国際貢献

2021年5月10日

中国伝媒大学・奨学金授与式(第14回)
今年は新技術を駆使してリモートで

2006年にスタートしたTBSと中国伝媒大学の育英研修制度。
例年は秋に北京で開催してている奨学金授与式ですが、コロナ禍の2020年度はさる4月22日、東京・赤坂のTBSと北京の中国伝媒大学を(もちろん初めて)リモートで繋いで(18時東京、17時北京)開催されました。
通信システムにはTBSが開発中のリモート出演システム TBS BELLが採用されました。

こちらTBSの会場。

東京TBSは、出席者4名一人ずつ映すカメラ+全員を映すカメラ=パソコンは計5台。
複数の映像を任意にレイアウトできる
のがTBS BELLの特徴①です。

こちら北京の会場は、中国伝媒大学の構内にある中国広告博物館報告庁(庁はホールの意。例年、授与式とTBSセミナーが開かれるので筆者にとっては懐かしい会場です。例年だとキャパ250のホールが学生で満員になるのですが…)

奨学生たち(↑2列目と3列目。全員、日本語を履修しています)が流暢な日本語を交えて一人ずつ挨拶。
好きな番組として「逃げ恥」「アンナチュラル」「カルテット」「モニタリング」を挙げる学生が多く、根強い人気。
「TBSが開発したシステムはディレイもなく快適。ぜひ日本に行って素晴らしい技術を学びたい」とお褒めの言葉も。

TBS BELLのもう一つの特徴②は、
視聴専用URLに最大225人がアクセスできる
こと。
多くの奨学生の家族がこの式の模様を視聴されたそう。地方出身の学生にとっては故郷のご家族に晴れの姿を見てもらういい機会になったことでしょう。

授与式はリモートでも、奨学金は一人ずつ手渡しします。
祝辞をいただいたみなさんからは辞では祝異口同音に、奨学生が将来日中友好の懸け橋になることを期待するメッセージが贈られました。
また、現在は東京でアニメの仕事をしているという奨学生OB(スペシャル・ゲスト)は、この奨学金制度と来日研修が自分の進路に大きな影響を与えた体験を語りました。



最後に、お互いに記念撮影↓

こちら東京側↑
こちら北京側↑

実は、式の終盤ちょっとしたトラブルが発生し(まだ開発中のシステムなのでご愛敬…)、
背景の画像(モニター)はやや不本意な形ではあるのですがこれはこれで良い想い出に。
式は最後まで予定通り進行でき一同、安堵と満足の表情。

北京・東京とも双方から「次回はぜひ顔をあわせて開催したい」との声も飛び
15年の歴史と日頃の交流あればこそ実現した(と実感した)今回のリモート授与式。
あらためて国際交流の大切さを再認識しました。

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