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教育

2021年1月17日

『出前授業』現場だより≪11月≫

松戸市立馬橋小学校にて、緊張感あふれる放送体験

今月の出前授業は、以下の4校5日程で実施しました。

6日(金)木更津市立木更津第二小学校
講師:柳沢 玲TBSラジオキャスター
11日(水)常磐大学高等学校(オンライン)
講師:笹川 友里TBSアナウンサー
17日(火)新宿区立落合第六小学校
講師:金井 憧れ(元「TBSニュース」キャスター)
20日(金)松戸市立馬橋小学校
講師:鳥越 雅子(元「TBSニュースバード」キャスター)
27日(金)松戸市立馬橋小学校(分散日)
講師:柳沢 玲(TBSラジオキャスター)


新型コロナウイルスの感染状況は日々刻刻と変わり、東京都内だけでも1日の感染者数が300人、400人を超える日が珍しくなくなってきました。
そんな中、今月はオンライン1校を含む上記5校での出前授業の実施となり、松戸市立馬橋小学校では、応募時の人数が100名を超えていたため、3密対策として日程の分散にもご協力いただきました。

初回の木更津市立木更津第二小学校は、海にも近く校庭が広々とした学校です。
冒頭のA/B2択で正解を答える『ニュース用語クイズ』では、それぞれ正しいと思う側に移動しますが、子供たちの元気で敏捷な動きにこちらも思わずテンションが上がります。
『ニュース編集長体験』では「意見を発表したい!」と多くのグループから手が上がります。複数のグループがアメリカ大統領選挙のニュースをトップに持ってきましたが、それぞれに理由があり、トランプ氏、バイデン氏どちらが米国大統領にふさわしいなど、議論しながら積極的に話してくれました。放送体験も元気にこなし、背景が変わるCG体験では、緑色のクロマキーとそこに映し出される背景の映像を画面で見比べながら、見ている子供たちも体験する子供たちの「ビックリ!」に大ウケでした。

木更津市立木更津第二小学校の編集長体験の様子

一方、今月はオンライン授業も行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、なかなか総合学習の分野での体験授業が進まないことに鑑み、通常小中学校を対象としている出前授業ですが、特例で常磐大学高等学校1年の皆さんには、編集長体験を中心とした出前授業をオンラインで体験していただきました。
講師は産休から復帰したばかりのTBS笹川友里アナウンサー。
あいにく1人1人への端末配布が間に合わず、教室の一角から定点カメラでのやりとりとなりましたが、クイズなどは広い画角で見られる画面越しのリアクションなど、逆にオンラインならではの面白さが伝わったのではないかと思います。
また、編集長体験では、みんなの前で意見を披露することに緊張するのか、なかなか積極的に手が上がることはありませんでした。しかしいざ意見を発表すると高校生だけに、的確にグループごとの意見をまとめ、その理由の発表に笹川アナウンサーも思わず「確かに!」と頷いていました。

オンライン授業では、笹川アナが画面越しに語り掛ける

そして、新宿区立落合第六小学校では、子どもたちが「サプライズ」を用意してくれました。
何人かの子どもの胸にはプレートがあり、よく見れば「東京中央銀行 営業第二部 次長 半沢直樹」の名札でした。
TBSのドラマ『半沢直樹』主要登場人物のネームプレートを手作りで準備していました。
東京中央銀行のロゴも手描きで本物そっくりにデザインされており、半沢はもちろん、大和田取締役や中野渡頭取と書かれた名札もあります。
半沢次長の名札を持つ生徒さんは放送体験でもキャスター役に挑戦。
「○倍返しだ!」の勢いで放送を仕切りました。
ちなみに彼は今、銀行員を目指しているそうです。がんばれ!半沢次長。

手作りのネームプレートと、中野渡頭取と半沢次長の2ショット

続く、松戸市立馬橋小学校では出前授業が50人までの制限を設けていることから、
1週目は鳥越雅子キャスター、2週目は柳沢玲キャスターと講師を分けて実施しました。
先生の話では、今年は運動会も学年ごとの開催になっているそうです。
全校生徒全員で集まることの出来ないもどかしさのなかで、生徒たちに少しでも学校生活を楽しんで欲しいと願っている先生方の思いに、『出前授業』に臨む我々も力が入ります。
こちらの学校では、放送の仕組みやCGの使われ方など、目立つ「出役」よりも「裏方」への関心が高く、憧れだけでなく職業としてテレビ局を具体的に考えようとする姿が印象に残りました。
新型コロナによる混乱がなかなか収束しない中ですが、「新しい生活様式」で一変した暮らしにもめげることなく元気に過ごす子どもたちの笑顔に、我々も力をもらえます。
今後も感染対策を徹底しながらの出前授業とオンラインよる出前授業の両面で拡充してまいります。

感染で混乱が広がるなか、「学校に来てくれてありがとう!」と笑顔で言ってくれる子供たちに思わず「こちらこそ!有難う」といつも頭が下がります。また、ただでさえ忙しいのに子どもたちに楽しんでもらいたい、と出前授業にご協力くださる先生方も様々なご配慮にいつも感謝しています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

CSR推進部『出前授業』担当一同

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