2020年10月2日
蓮見孝之アナウンサーがオンライン特別授業
「コロナ報道で養う想像力と思いやり」を実施

東京オリンピック・パラリンピックの延期、甲子園大会の中止、突然の休校、夏休みの短縮、ソーシャルディスタンスの徹底など…コロナウィルス感染拡大により世の中は一変し、子ども達の世界にも新しい生活様式が導入されました。運動会や学芸会、修学旅行の延期や中止、飛沫を防ぐために給食時は会話を禁止するなど…。その変化は目まぐるしく、中にはストレスから心が不安定になる子ども少なくないようです。
そこで、TBSはCSR活動の一環で9月16日に港区立御田小学校でオンライン特別授業「コロナ報道で養う想像力と思いやり」を実施しました。講師は小中学校での講演会の経験が豊富な蓮見孝之アナウンサーが務めました。趣旨は、報道機関の特性を活かし「コロナウィルス感染拡大に関するニュース」を教材とし、所謂「コロナ差別」や「人権」について学ぶというもので、小学生が感情移入できるよう身近なニュースを教材に選びました。一番重きを置いた「新しい生活様式について考えるコーナー」では、蓮見アナウンサーが「ソーシャルディスタンスの遵守上、歩行誘導や声がけが減り不自由を感じている視覚障がい者への対策」について子ども達に意見を求めると「肩を叩くとびっくりするから、そっと話しかけてあげる』『自分だったらどうしてもらいたいかを考えることが大事』など、活発に意見を述べました。

蓮見アナウンサーは「自分のことだけではなく、誰かの立場になって物事を考える。これは新型コロナの話題に限らず、今後子供たちが自ら進んで行動するための大きな一歩になる。『コロナ報道で養う想像力と思いやり』というタイトルに込めた“当事者意識をもって考えてほしい”という私たちの思いを児童は上手く汲み取ってくれたようす…。」と思いを述べました。
御田小学校の濱尾校長先生は「この授業を通し、子ども達は相手の立場などを理解し人を思いやることの大切さを学んでくれたと思います。“コロナ”から生じた“偏見”や“差別”についても、蓮見アナウンサーが子ども達の心に落ちるように分かりやすく話して下さり有難いです。また、実際のニュースや取材を元に授業を行ったので教科書にはない臨場感を感じました。」と話して下さいました。
