TVアニメーション「CLANNAD」は、ひとまず終了です。だけど、全く終わった気にならないのはどうしてだろう(汗)
朋也と渚たちの物語は、これからが佳境です。長い長い坂道を登って行きます。
特報は、重たい感じに作ってしまいましたが、決して辛いお話ばかりではないので、
どうか楽しみにしていて下さい。
演劇部の仲間と盛り上がって、2人の関係にも ひとつの決着がつきました。
今回は番外編ということで、お気楽な内容になっておりますが、いかがでしたでしょうか?
ほのぼのしたところで、CLANNADも、終了です。
名残惜しい気持ちでいっぱいでしたが、実は、もうしばらく、このキャラクター達と付き合っていくことになりました。
ひとまず、この半年間、観ていただいて、ありがとうございました。
そしてまた、お目にかかる時がきた時は宜しくお願い致します。
いよいよクライマックスということで、とても悩みながらの作業となりました。
たくさんの人達の思いが結実する渚の舞台、その思いのたけの大きさ、
重さが、ご覧になる方に少しでも伝わればと、全力で取り組みました。
楽しんでいただければ幸いです。
今回は今までの話のクライマックスなので、いつも以上に緊張して取り組みました。
特に秋生が渚に感情を爆発させるシーンは、熱さと勢いのある画になるよう自分もテンションをあげて描きました。
渚を思う秋生の心情が画面に伝わっていれば、と思います。
最後の教室での告白シーンはなかなかにもどかしかったですね。
照れながら作業させてもらいました。
21話の作画監督を担当させて頂いた植野です。
今回の話数では演劇部が“部”らしくなっていく様子、渚の夢への一歩一歩が描かれています。
渚の不安や緊張、ささえる仲間たちの暖かさを意識しながら作業しました。
後はついに父親の過去を知ってしまうので、そのときの渚の様子、表情にも力が入っています。
話もいよいよ大詰めになってきていますので楽しんで見て頂ければ幸いです。
さて、みなさん。お元気ですか?CLANNAD21話は楽しんで頂けたでしょうか?
今回もマッタリとした日常が続いていくわけですが…撮影担当という事で今話数の撮影、CG的な見所を紹介したいと思います。
なんといってもCGの見所はUFOです。形は勿論、古典的なアダ○スキー型です。
見事な登場っぷりと華麗なはけっぷり、あと渚とボタンの一瞬にしての飲み込まれっぷり
(あれは絶対に生きてない…)に注目してください。
撮影処理としては劇の予行練習の舞台袖や、最後の渚が憔悴するシーンの雰囲気の演出には気を配りました。
そして散らばる写真達・・・。地味ですが一枚、一枚貼りこんでいくというジャブの様にきいてくる作業です。
それでは次回も楽しみにしていてください。
渚の気持ちを代弁する春原、、、(鋭い洞察力!)
朋也の置き手紙をそっとしまった秋生、、、(渋いZE!)
普段、馬鹿ばかりやっている男性キャラが、地味にカッコよくをモットーに作業しました。
かなり、地味ですが、、なにわともあれ、渚編も徐々に核心へとせまっていきます。
最後まで楽しんでいただけると幸いです。
おはようございます。20話です。今回は秋生さんがメイン!
普段は悪ガキがそのまま大人になったような人ですが実は渚や早苗さんのことをしっかり考えている、
ちゃんとした父親で大黒柱なんだと私自身、感じながら作業させてもらいました。
私もこんな父親になりたい!
今話は、渚、朋也、それぞれの生活が見えてきます。渚は朋也とその父親との関係を
目の当たりにし、朋也は渚の悩みを打ち明けられ、互いの家庭の事情を感じだします。
朋也は実家から出る決意をするので、その変化を感じられるように、
そして何とも切ない親子の関係も上手く出せればと、作業にあたりました。
19話の作画監督を担当させていただきました、堀口です。
今回は朋也が渚の家に居候をするというなかなか大きな展開がありましたが、朋也を
誘うにあたっての渚の眼力が重要だということを演出さんから言われました。
なので朋也を見つめる渚の瞳には力を注いだつもりです。
とにかくじっと見てます。
あとはサブですがちろっと出てくる子供達にも力を注いでいるのでそちらも楽しんでいただければ嬉しいです。
ちなみに銀河パンに刺さっているのはプリッツだったりします(笑)
18話は智代の過去、野球にテニスと盛り沢山の内容ですが、個人的には杏と椋の失恋と解放のお話だと思っています。
二人の細かな気持ちのやりとりを注意して描こうと心がけましたがいかがでしたか?
実は担当作監による杏と椋の私服設定にもそれが忍ばせてあります。
椋の私服は杏によるセレクト。白の露出度の高いワンピースで妹に恋の勝負をかけさせ、
杏自身は控えめに…となんとも彼女らしい細かな裏設定が!
内容を深く読み込んでこその設定には頭が下がります!
そういった目線でもう一度各キャラの私服を見てみると何気ない日常シーンにまた違った楽しみが出てくるかもしれません。
今日和。池田晶子です。#18では作画監督を担当させていただいています。
今回は智代の活躍する話数でしたが、ところどころ修羅場っていてなかなか楽しかったです。
前半の私服のデザインでは、その修羅場の模様がよりわかりやすく伝わるようにと考えました。
女子って、こういう場合の衣装選びってすごく気を遣うものなのです。
椋の服は杏が選んだ、という設定で作りました。
智代も同じく私服を考えていたのですが、原作に合わせることになったのでお蔵入りです。
残念。可愛くできていたのでぜひお見せしたかったです。
私服のデザインでは色指定さんとも連携して作っています。
あれこれ話し合いながらできていていつも楽しい作業です。
演出の山田です。
今回の17話はなんだかもう盛り沢山で何をお薦めすれば良いのやら…。
今回演出する上で気をつけたことはシーンごとの空気の色です。
特に体育倉庫内のフィルターは監督が修正を出し、演出が修正を出し、色指定が修正を出し…と
各セクションのこだわりがいっぱい詰まった結果でき上がった渾身のフィルターとなっております。
撮影スタッフのみなさん、お疲れ様です!
とにかくスタッフのテンションが高く、みんなが楽しんででき上がった話数です。
どうぞお楽しみくださいませ。
17話の動画検査を担当させて頂いた中野です。
この話数では、所々で笑いが出てしまうキャラの動きに作業の中でも楽しませてもらいました。
特に、体育倉庫の中でのシーンは、朋也の行動には作業中も顔が笑って楽しく作業できました。
見ている方にも楽しんでもらえるとうれしいです。
16話、原画担当の牧田です。
今回、メインはバスケなのですが、土偶が気に入ってます。
あんなサイズで、安定感の無いものをわざわざ選んで来るのは、
イヤがらせなのか、そういうのが好きだろうとふんで持って来たのか…
どちらにしろ、兄妹の距離感が見えてなんかいいと思いました。
第16話の美術背景を担当させて頂きました鵜ノ口です。
今回の見せ場は後半のバスケットボールのシーンでしょうか。
体育館の空間でのシーンが長くなりますので画面が単調にならないように少し工夫が必要になりました。
スピード感を演出する背景画として伝統的な「流PAN(フラッシュPAN)」の背景カットが多く必要になりましたが
同じような感じにならないように色々派手な変化を付けてみました。
ことみ編が終わり、季節も変わり、気持ちも新たに作業をさせていただきました。
メインキャラがほぼ全員登場する話数なので、どのキャラも均等に魅力を引き出すようにしていきました。
みんな夏服でかわいらしかったのですが、中でも杉坂さんのかわいさに気がついてしまいました。
話は普段の学園生活の感じになってますが、いろんなイベントがあって、賑やかな話数になったかと思います。
春原いじりは楽しかったです。
15話の撮影担当をさせていただきました友藤です。
この話数から服装が夏服に変わり、春から夏へと季節が移り変わり始めました。
それにあわせて撮影でも、一部のフィルタを夏用に新しく作っています。
また15話は、夕景シーンが多く出てきすので、同じフィルタでもシーンやカットによって変化を付けたりと、
単調になり過ぎないようにしています。
特にAパート終わりからBパート始めはカット担当者の個性が出ていたと思います。
そのあたりのスタッフ一人一人の個性も楽しんで見ていただけたらと思います。
『CLANNAD』14話の作画監督を担当させていただきました秋竹です。
一話丸々全てのカットを見せていただくのは今回が初めてだったので、とてもやり甲斐がありました。
ことみ編のラストということもあって、シリアスな表情が多く、描くのが難しかったです。
泣き顔や涙など大変でしたがスタッフみんなのがんばりできれいに仕上がったと思います。
その他にもたくさん見所はありますので是非、繰り返し見て頂けると嬉しいです。
14話の色指定を担当させていただいた下浦です。
前話数に引き続き、過去の小さいことみちゃんが出て来ますが、数カットずつですが私服が登場します。
『お嬢様っぽく』なるように楽しく作業をさせていただきました。
ことみ編ラストの話数、ことみちゃんの笑顔を是非観てください。
原画を担当させて頂きました牟田です。
Aパート後半とBパートの前半、ひたすら草抜きカットです。
女性キャラもたくさん出ているはずなのに、雑草と朋也。
途中でちょこっと出てくる渚にホッとしました。
渚は可愛く!と思って芝居をつけているので、可愛い渚に癒されてみてください。
こんにちは。13話の動検をさせて頂いた藤田です。
今回は過去のことみのお話で、涙を流しているシーンが多かったと思います。
悲しく切ない表情は、この話数の一押しポイントです。
小さい頃の朋也とことみもとても可愛いので、お見逃しなく(^^)
原画で参加させて頂きました浦田です。
ことみの庭のシーンを描いたのですが、重要な場所ということで気合いが入りました。
過去のきれいだった庭と、現在の荒れ果てた庭。同じレイアウトに過去と現在、両方描いたのは楽しい経験でした。
原画としては、前半のギャグ要素と後半のシリアス展開を、両方できる作品で面白いです。
スタッフ一同、楽しんで作っていますので、よろしくお願いします。
12話色指定担当させていただきました石田です。
この話数では初の杏、椋、ことみの私服が登場するのですが似合っていましたでしょうか?
あと、忘れられないのは風子のかっこいい?登場シーンです。
風子らしさ漂う私的お気に入りシーンです。ぜひ堪能してください!!
でも、お話のメインはことみちゃんです。
どうぞ、よろしくお願い致します。
原画で参加させて頂きました河浪です。
杏がくるくる回っているアレなところとか、例の小動物とかシーンをまたいで色々描いちゃいました。
周りの仕事から刺激も多く受けちゃいました。楽しんで頂けると幸いです。ありがとうございました。
コンニチワです(><)11話で動画チェックをさせて頂きました清原です。
CLANNADの動画チェックをさせていただくのは今回で3回目です。
毎回毎回「女の子は可愛く!朋也はかっこよく!!」を心掛けてキャラに愛情注ぎまくりで作業させていただいております。
11話は楽しくてかわいい?イッパイで、担当させていただけてラッキーでした。
髪のなびくシーンや、普段あまり無いような物が多かったので動画さんは大変だったと思います。
とってもキレイで可愛く動画を作ってくださったので感謝感謝でした。
そんな動画さんの頑張りを「素敵な映像」で伝えられていたら嬉しいです。
こんにちは、はじめまして。
京都アニメーションの武本康弘です。
趣味はニュースを見ることです。
もしよかったら、10話を見てくれるとうれしいです。
…すいません、なぜかことみが乗り移ってました。
さて、いよいよことみがお話の中心にやってきました。
風子とはまた違った魅力を持つ彼女を、楽しんで見ていただければと思います。
10話の色指定を担当させていただきました、高木です。
ことみ編がスタートです。
今回はキャラクターのシーンごとの色を決める時に、撮影さんにお願いしてフィルターをかけてもらい、
その処理後の状態を確認しながら色を作っていきました。
そして予告では椋がいじめっこみたいでしたが、ほんとは良い娘ですよ〜。
撮影監督を担当させて頂いている中上です。
「CLANNAD」はギャグとシリアスの2つの顔を持ち合わせているので、
CGやフィルタも単調にはならず遊ぶところは遊ぶ、決めるところは決めるメリハリがあり撮影スタッフも楽しく作業しています。
9話は風子編ラストということで、そのイメージに合ったフィルタを作りました。
涙を誘うストーリー展開ですのでハンカチは手放せません。
9話で原画を担当させて頂きました、唐田です。
A、Bパートとも冒頭部分を担当させていただきました。
特に幸村先生の老人らしい動きとセリフの間に気を遣いながら作画させていただきました。
今回は風子編のラストですが、風子だけではなく、このような脇を固めているキャラにも目を向けていただけるとうれしいです。
今日和。8話で原画を担当させて頂きました引山です。
主に前半の美佐枝さんのシーンetc.と、後半、公園後の古河家一連のシーンをやらせて頂きました。
今回は、皆が段々と風子の事が見えなくなっていくという悲しく寂しい話ではありますが、古河家のシーンでは
特に、ショックを受けつつも風子を案じている渚と、泣き崩れる早苗さんに気を遣いました。
早苗さんが風子を手探りするシーンなんかは、演出さんより細かい指示をいただき、演技付けに悩んだ記憶があります。
逆にラグビー部員のシーンはやっていて楽しかったです。
部員のキャラクターが気持ち悪いと、同じ原画メンバーの方に言われてしまいました。
本人はそうでもないと思うのですが……如何でしょう?
8話で演出を担当しました石立です。楽しさの中に悲しさを持たせたいと思い、作業しました。
見てくださった皆さんが、少しでもそう感じてくださったなら幸いです。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
美術を担当させて頂いている篠原です。
春の暖かい感じ、柔らかい光を想いながら、画面があまりどぎつくならないよう気を付けて作業しています。
いろいろなシーンによる雰囲気の描き分けもしていますので、そのメリハリも感じられるのではないでしょうか。
背景作業の一つにハーモニーというものがあります。作画さんの描いた線画に背景マンが着彩していきます。
印象的に見せたいカット等に使われたりします。7話では『ヒトデまつり』のカットがそうでしたが、
普段の『背景』の仕事とはまた違う背景スタッフの頑張りも見て頂けるとうれしいです。
7話作画監督をやらせて頂きました、堀口です。
前半は今まで通り、ギャグのテイストが強めでしたがラストより一転シリアス展開に突入です。
朋也と渚が泣くシーン(それ以降のシーンも含め)は7話で絶対にはずしてはいけないシーンなのでかなり気合いを入れました。
特に朋也は、前作Kanonの主人公祐一よりも精神的に幼いということで、
同じ風にはならないように気をつけたつもりです。
7話はギャグもシリアスも混じっていてとてもやり甲斐がある話数でした。
次回より風子編ラストに向けて一気に盛り上がっていくと思うのでお楽しみに(^^)
今日和。第6話の作画監督をさせて頂いている池田晶子です。
6話はなんといっても「ヒトデ祭」でしょうか。冒頭からおいしそうなパンがならび、そして海パン・・・。
いつも新しい作品の一本目の担当はキャラクター掴みに苦労しますが、
「CLANNAD」ではなんといっても朋也のかわいらしさに癒されます(笑)
風子のエピソードは今後の展開にご期待下さい♪
第6話はギャグとシリアス両方の描写盛り沢山でとても楽しい仕事でした。
撮影さんがヒトデ使いのシーンにかけたフィルターの名前が「ワールドエンドフィルター」というのですが、
非常にかっこいい画面になっていると思います。
風子の夢シーンのハーモニーなどは原画マン、背景さん、撮影さんをはじめ、
各セクションの方々の妙な意気込みが伝わる迷シーンなのではないでしょうか。
またそういった各シーンの面白さとは別に基本となるストーリー展開、
それに関わる各キャラの描写に気をくばりました。
風子達がいったいどうなるのか、次を楽しみにしていただけるような構成になるよう
頑張りましたがいかがでしょうか。
初めての演出の話が風子でうれしいです。
小動物のような雰囲気を出してみようと心がけました。
原作の雰囲気も出来るだけ取り込めるよう、表情もゲームとなるべくあわせてみました。
夕方と授業ごっこのシーンは、山ほど色替えをお願いして、背景さんと色指定さんを困らせてしまい…。
よろしければ色とりどりの世界をお楽しみください。
こんにちは、今回5話の作画監督をさせて頂いた高橋です。
今回の見所と言えばやはり風子です。
ヒトデを彫る風子、
一生懸命に配る風子、イタズラされる風子といった色々な
風子を楽しんでいただけたらと思います。
他のキャラも魅力的ではありますが、今回は風子プッシュです!
『CLANNAD』の色彩設計を担当させていただいています、竹田です。
『AIR』では夏、『Kanon』では冬でしたが、『CLANNAD』では春を意識しています。
春の柔らかい、暖かな感じが伝わるようにと思って作業しています。
今回も前2作に負けず劣らず、シーンによっての色の変化をたくさん行っていますので、
たまにそちらの方にも目を向けていただければ嬉しいです。
ちなみに、4話の見どころは?と聞かれたら、「春原祭り」と答えざるを得ません(笑)
今回は春原祭りでギャグが多かったこともあって、楽しんで作業させてもらいました。
その中で、智代の男勝りなだけではない、女の子らしい一面なども見られたと思います。
それぞれのキャラクターを魅力的に描ける様、頑張ります。
3話の演出を担当させて頂いた三好です。
実は私、毎回演出として初めて関わる作品には必ず苦労するのですが、
今回はその記憶がまったくありません。
いえ、苦労はした筈なのですがそれが思い出せません。
それは今回登場するあの謎の生き物のせいです。
本編で春原が「か、かわいすぎる…」と言っていた、アレです。
『CLANNAD』の世界観を超えて存在する彼の魅力に私もうちのめされ、
あの生き物以外の記憶がすっかり消えてしまいました。
ラッキーでした。
今回の話数でも新たにキャラクターが登場します。
魅力的なキャラクターなので描いている方も癒されていました(笑) 。
また、各キャラクターが時折みせる心情に気を配りながら描きました。
ヒロインたちももちろんですが、朋也のくさいセリフを言った後にテレたりする所と
かも楽しんで見てもらえたらと思います。
面白い部分とシリアスな部分の対比を出せる所がCLANNADの良い所の1つと思っています。
今話では朋也の過去が表に出てきますので、特にその部分に力を注ぎました。
作画スタッフには演技にて伝わるようにと、打ち合わせをして進めました。
今回の2話は基本的には1話の延長線上の感じで仕上がっています。
1話で登場しなかったメインキャラクター達も登場してまいりますので
少々にぎやかになってきております。
キャラクターそれぞれの日々の生活風景をお見せしつつ、
すこしずつ朋也や渚達の背景にもせまってきていますので、そちらもお楽しみ下さい。
第1話の演出やりました石原です。
どんなドラマでも第1話というのは作品世界や登場人物を説明しつつ、視聴者を引き込む役割りがあります。
“美少女アニメというカテゴリーに属している作品”であれば、なるべく登場する女の子を初回で見せておきたいもの。
アニメフェスタの大きなスクリーンで上映されるというのなら、なおさらです。
しかし、この「CLANNAD」という作品世界を語る上では絶対にはずせないのが、
主人公とヒロインの家族。渚の両親の秋生と早苗、朋也の父、直幸。
ここまで見せないと「CLANNAD」にはならないだろうと思ったので、このような構成になりました。
残念ながら登場していないヒロインも2話以降で出てくるのでご安心を。
個人的には明と暗、現実と幻想のバランスがなかなか上手くいったように思っているのですが、どうでしょう?
キャラクターもたくさん登場、見どころの多い第1話です。
冒頭の坂道のシーンでは、モノクロから
一転、一面の桜色が目に飛び込んでくる、
きれいな画面に仕上がっていると思います。
夕方の校庭での会話のシーンなども、色鮮やかで気に入っています。
キャラクターもバリエーションが多くて、ラグビー部や不良たちのキャラ表を机の上に広げていたら、
他のスタッフに
「何の作品ですか?」と言われてしまいました。
まだ登場していないメインキャラクターについては2話以降を楽しみにしてください!
監督をやらせてもらってます、石原です。いよいよ「CLANNAD」が始まります。
ここ数年いくつか監督をさせていただきましたが、僕にとってこの作品は、
ある意味これまでの集大成的なものになると思っています。がんばりますのでよろしくお願いします。
CLANNADは、重要なキャラクターが多くてちょっと大変ですが、
観て素直に「可愛い!」「かっこいい!」+「おもしろい!」と
思っていただけるよう魅力的に描いていきたいと思います。よろしくお願い致します。