二幕目 「いとしと書いて 藤の花」
一年生の阿久津新(しん)、二年生の浅葱芳(かおる)と丹羽花(はな)満(みち)。黒悟は、カブキ同好会設立のため、三人を勧誘しに奔走するが、結果は惨敗。しかも、梨園の御曹司・蛯原仁(じん)には、歌舞伎を演じる部活の設立なんて諦めろ、とまで言われてしまう始末。けれど、歌舞伎の面白さを仲間と分かち合いたい黒悟は、それでも諦めず、今日も三人を追いかけて……。