Webスタッフ
ロイドとサプリ
Vol.24 13.10.22
みなさん、どうも!
本日のチームロイドは室内での撮影。
昨日のロケは寒くて大変でしたが…お天気に左右されることなく、かなり順調に進んでいます。(現場用語で“巻く”といいます。使い方は「撮影、巻いてるよ!」といった感じです、笑。)
早速ですが、第2話・ロイドとサプリのシーンのレポートをお届けします。撮影はとある工場をお借りして行われたのですが、安全のため現場に立ち入る場合は、ヘルメットを着用。
ヘルメットを着用したスタッフたち。なんだか撮影じゃないみたいです、笑。
さて撮影はというと…。
リハーサル前に何やら相談を始めた木村さんと本田翼ちゃんと波多野監督。
木村さん 「このシーンの頭で、“サプリ”って呼びかけてもいいですか?1話では“サプリ”と呼んでないので、名前を言っておいた方がいいかなと。視聴者のみなさんは、“サプリ”という名前を知らないし…」
波多野監督 「そうですね、確かに…」
翼ちゃん 「ありがとうございますっ!」
木村さん 「ありがとうって(笑)」
翼ちゃん 「名前呼んでくれるんですね(ニコ)」
と木村さんから提案があり、ロイドが「サプリ」と呼ぶことに!
確かに…台本を読んでいる我々スタッフからすると、本田翼ちゃんの演じている役の名前“サプリ”は浸透していますが、第1話をご覧になっただけのみなさんには届いていない部分。視聴者のみなさんの目線で台本を客観視できる木村さんはサスガです…。
そうしてリハーサルが始まり…一通り動きを確認する木村さんと翼ちゃん。
打ち合わせ中のスタッフ!
そうして撮影が始まり…。
まずは、サプリの登場部分。
波多野監督から「狭いところから、ニョキニョキと出てください」とあり、「ニョキニョキ!?っとですねぇ」と楽しそうに机の引き出しから出でくる翼ちゃん。「なかなか上手に出られないなあ。もう何回かやってるのになぁ」と試行錯誤しながら演じていた翼ちゃんの仕草がとってもキュートで、「慣れてない感じもいいよね!」と波多野監督。毎度毎度、サプリがどこから出てくるか楽しみにしていてください(笑)
波多野監督とサプリについて話し合う翼ちゃん。
そうして工場の倉庫?に現れたサプリ。
ロイドの治療前に”お着替え”ですよね。この部分では、「着替えようとするとカメラが近寄りますから、”見ちゃダメ”という感じで、上から下に幕をおろすようにしてください」という波多野監督の提案で、一瞬にして着替えたカットに!やっぱりサプリは、ピンクのナース服ですよね!
お着替えしてからはロイドの治療シーン!
特殊メイクが施された木村さんのわき腹を見た翼ちゃんは「うわーーーすごい!!」とマジマジ見つめ…「どの位で出来るんですか?」などと興味津々。「これを治療するんだよ、サプリは!見慣れてるんだよー」と木村さんからツッコミが!「ですよねーーー」と満面の笑みの翼ちゃんに一同は大爆笑…。「(翼ちゃんは)現場の空気をかえる才能があるからなー」と木村さんがおっしゃっていたのですが、この日もすっかり撮影現場がほんわりムード!
スタッフ代役でロイドのシャツを切る練習をする翼ちゃん。波多野監督がアドバイス中!
医療用のハサミを使用していたのですが、「思うようにザクザクは切れないんですねー」とポツリ。
続いて「早く修理しろ」とロイドに怒られてしまう部分では…。
台本に“ロイドが動けないことをいい事に、ガンガン蹴る”とあり、リハーサルでは蹴るフリをしていた翼ちゃん。すると波多野監督から、「本番では、実際に蹴ってください」とあり、実際に3発蹴りを入れた翼ちゃん。しかしながら…「ちょっと遠慮がちに見えたので、もう1回お願いします」と波多野監督。すると木村さんが「思いっきり蹴って。じゃないと面白くないから!遠慮はしなくていい」と本番直前に声をかけ、「あ、はい!分かりましたっ」と気合を入れる翼ちゃん。しかしながら“バシッ、あれ?あ〜”と、勢いあまって蹴りそこなってしまった翼ちゃん。「あああーごめんなさい。ごめんなさい」と木村さんの体をさすりながら謝る翼ちゃんに、「大丈夫、大丈夫。思いっきりな」と笑顔の木村さん。気を取り直し迎えたテイク3では……バシッ!バシッ!バシッ!バシッ!と命中させ、見事OKに!すると本番後…
翼ちゃん 「4発蹴っちゃいました〜」
木村さん 「3発蹴るって言ってたのに、4発蹴りやがって〜」
翼ちゃん 「すみませ〜ん」
木村さん 「(笑)。ま、いい蹴りだったから許そう」
と、ロイドとサプリの関係のような木村さんと翼ちゃんでした。
サプリが出てきたデスクと治療用の道具箱。
動きのある映像を撮るため、レールを敷いているスタッフ。
そして、いよいよ治療シーンへ。
筋繊維パッチを貼ったり、道具を取り出す動きを木村さんと相談しながら進める翼ちゃん。治療も終盤、サプリがロイドに点滴のようなモノを打つ部分では…
翼ちゃん 「この点滴の針はどこにさしますか?腕?」
波多野監督 「耳なんてどうですか」
翼ちゃん 「耳!?」
波多野監督 「そうそう」
と木村さんの耳に針をさし込もうとするも、遠慮してしまい上手くさせない翼ちゃん。すると…
木村さん 「サプリはロイドの治療に慣れてて、ロイドもやられ慣れている感じを出してもいいかなと。サプリが針を“はい”とロイドに渡して、それを受け取って自分でさすとか…」
波多野監督 「それいいですね。動かない身体なのに、サプリにあとは自分でさして…と言われてやる感じも」
木村さん 「サプリらしいですよね」
波多野監督 「はいはい」
翼ちゃん 「ありがとうございますっ」
と動きが決定。木村さんが「ロイドとサプリは2030年ごろから80年近い付き合いだから、そういう慣れている感じをもっと出せたらいいなと思ってて…」おっしゃっていたのですが、サプライヤーとしてロイドを助ける“サプリ”というキャラクターを生かすのはロイド。「木村さんが色々とアドバイスしてくださり、本当に助かっています」と翼ちゃんが言っていたのですが、木村さんはロイドや黎士だけでなく、周りを囲うキャラクターへの心遣いも素敵なんです。そんな風にして、意見交換をしながらロイドとサプリのシーンが完成したのでした。
点滴!?中身は………なんでしょ。
ではみなさん、今後の “ロイドとサプリの関係” も楽しみにしていてくださいね♪