過去の放送
- 2013年8月25日放送
-
- BS-TBS:8月29日よる11:00〜
- TBSニュースバード:8月31日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
再生医療のトップランナー!皮膚もひざ軟骨もよみがえる!
“自分の細胞を培養”する再生医療製品で新たな医療の道を拓く
- ドリームメーカー:
- 愛知県蒲郡市 J-TEC 事業開発室長/
畠 賢一郎さん
夢の扉の鍵
「そもそも自分は 何をやるためにここにいるのか…」 »
一覧へ
全身の9割以上にヤケドを負った5歳の男の子。生存率は、わずか3%…。
その命を救ったのは、男の子自身の皮膚を培養するという「再生医療」の技術だった―。
この治療法を実現に導いたのが、愛知県のJ-TEC(株式会社ジャパン・ティッシュ・
エンジニアリング)で、研究開発リーダーを勤める、畠賢一郎。畠たちが作った
「自家培養表皮」は、日本で初めて「再生医療製品」として国から承認を受けた。
そして現在、日本で唯一、製造販売を行なうJ-TECの畠のもとには、
日本中から患者の細胞が送られてくる。
『誰かがやらなくては―。再生医療で一人でも多くの患者さんを救いたい』
患者自身の細胞・組織を人工的に培養する「自家培養技術」。その実用化において、
日本は世界に大きく遅れをとる。製品として承認されるまでに長い年月を要するからだ。
“再生医療の技術を、健康保険適用の製品として、広く多くの患者に届けるためには、
いったいどうしたらいいのか―”。口腔外科医だった畠は、その職を辞して、
“企業の立場”から現状に立ち向かった。
生きている細胞を扱う難しさ、関係省庁との交渉・・。難題は次から次へと降りかかる。
それでも、臨床医としての技術と知識を携え、畠は、“本気で”再生医療に取り組んだ。
そんな畠たちの思いが詰まった新たな製品が、今年4月、保険適用までこぎつけた。
それは、ひざ痛から患者を救う「自家培養軟骨」。
10年を超える“承認の壁”を乗り越えて実現した、第一症例の手術に密着。
傷ついたひざ軟骨はよみがえるのか―。日本の再生医療の最前線に迫る。
関連コンテンツ
※Youtube,Facebookのリンクは、TBS外部へ移動します