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2013年2月10日放送
  • BS-TBS:2月14日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:2月16日よる9:00〜
ナレーター:中井貴一
花粉症を防ぐ切り札に! 花粉を飛散させない『無花粉スギ』開発 〜スギ研究20年!“国民病”の花粉症で苦しむ人々を救いたい!〜
ドリームメーカー:
富山県森林研究所 主任研究員・農学博士/
斎藤真己 さん
» ジャンル:医療自然・環境
» 日付順リスト:2013年2月

夢の扉の鍵

「一歩を踏み出さなければ未来は変わらない」 » 一覧へ
『50年後、花粉症が過去の話になっていればいい。“昔はひどかった”と―』
くしゃみ、目のかゆみ、鼻水・・・重い症状になると、夜も眠れない。
国民の5人に1人が発症していると言われ、誰もが発症する可能性を持つ『花粉症』。
今年もスギ花粉が飛散する季節がやってくるが、地域によっては、今年の飛散量は例年の
3〜7倍との予測も・・。そんな花粉との闘いに終止符を打つ“切り札”として期待される、
花粉が飛ばない『無花粉スギ』を開発したのが、富山県森林研究所の斎藤真己、41歳。
斎藤は、林業にも適した、優良で且つ無花粉のスギを、種子から大量生産する技術を全国で初めて確立。約5,000本の苗木を育て、昨秋、植林にこぎ着けた。
始まりは、20年前。富山市内で偶然発見された、花粉が全く飛ばない1本のスギの木。
その後、斎藤が所属していた大学院の農学研究室に共同研究が持ちかけられた。
斎藤は、直感した。 『花粉症患者の未来を変えるかもしれない』
しかし、学会で発表しても全く相手にされない。「1本だけ見つかってもしょうがない」と・・。
その時、斎藤は決意する―『絶対に世の中に役に立つ。何としても実現してみせる!』 
就職後も、スギ研究に没頭した斎藤は、全国各地からスギの優良品種の花粉を
330品種も取り寄せ、無花粉スギと1種ずつ交配させていった。
そして、ついに、「無花粉になる遺伝子」を持つ品種を発見! 
9年の年月をかけて、運命の1本にたどり着いたのだった。
『やらなければ、何も変わらない』 スギが年輪を重ねるように、一歩ずつ、一歩ずつ、
決して諦めることなく、“花粉症の救世主”を生み出した斎藤。花粉症に苦しむ人々のために、そして林業の未来のために、スギ研究に人生をかけるその生き様を描く。

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